ユベンティーノ -Torino-
ユベントス。
イタリア・トリノをホームタウンとするフットボールクラブ。1897年に創設され、以来、セリエAスクデット28回、コッパ・イタリア9回、UEFAチャンピオンズリーグ2回、UEFAカップ3回、トヨタカップ2回。数々のタイトルを獲得してきた、ヨーロッパ屈指のフットボールクラブ。そしてこのクラブのファンを「ユベンティーノ」といいます。
私が20年以上前に初めて知った海外のクラブ。1985年、私がフットボールに没頭し始めた頃、1人のフットボーラーがユベントスを率いて来日しました。
ミッシェル・プラティニ。
フランスの将軍と呼ばれた彼のプレーに、私は目を奪われました。
センターリングを胸で受けて、足でボールを浮かせたまま背後に運び、自らも反転、そして左足のボレーシュート。ボールは綺麗に逆サイドネットに吸い込まれていきました。
「プラティニ・ゴール!スーパー・ゴール!ビューティフル・ゴール!」
いまだにはっきりと覚えているアナウンサーのこの絶叫。
不可解な審判の判定のために幻のゴールとなって、肘をついてピッチに寝そべるプラティニのエレガントな抗議。
以来、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デルピエロ、ジネディーヌ・ジダン。多くのファンタジスタがこのクラブでプレーしてきました。だからこそ、このクラブを20年に渡り、遠い日本から応援してきました。そう、私は20年来のユベンティーノ。そして、これが今回Torinoに赴いた理由。
朝Milan中央駅。相変わらずの大混雑。
途中、アルプスが見え、LisbonからMilanに移動した際、上空から眺めた美しい雪景色を今度は車窓として眺めます。
Londonを発つ際には、明日の試合の予定でした。何となく胸騒ぎして、Londonの友人に携帯のメールで確認をお願いしたところ、今日の予定に変わっていることが発覚。そんなわけでTorino到着後にまずしたことはチケット調達。駅のインフォメーションでは情報が得られず、ホテルで聞いてみます。
「ユーべのことならこの娘に聞いて。」
と前に押し出されたフロントのお姉さん。どうやら生粋のユベンティーノだそうで、嬉しそうに、チケット売場やスタジアムのこと、色々教えてくれます。チケットは近くのタバコ屋で購入可能。スタジアムはデッレ・アルピではなく、今はオリンピコを使っているそうです。
タバコ屋で無事にチケットを入手し、試合までの時間をTorino散策。
Torinoは高いところから眺めると素晴らしいと聞いていたので、映画博物館のある塔に登ってみます。
この景色。アルプスの頂が綺麗です。
そこで、見つけた小高い丘の教会。
次はそこから眺めてみようと歩きます。
来てみた甲斐がありました。
すっかり日も暮れて、待ちに待ったユベントスのTorinoでのゲーム。
オリンピコ。
残念ながら今年ユベントスはクラブ創設以来、初めてのセリエB降格。ご存知の方も多いと思いますが、イタリアのサッカースキャンダルに起因して下された処分。
寂しいほどに空席が目立ちます。そして、デルピエロ、トレゼゲ、ブッフォンといったスタープレーヤーがこんなところで必死になってプレーしているのは何とも痛々しい。
花火が焚かれ、、、これらは1階席に投げ入れられていきます。。。
そんなわけで、イタリアのスタジアムは1階席より、2階席の方が高額。。。
憧れのデルピエロ。
このレベルで見て、改めて彼のフットボーラーとしての偉大さを感じました。その素晴らしい戦術眼、リーダーシップ、そして3人、4人に囲まれても全く取られる雰囲気のないキープ力。
20年の時を経て、ホームでこのクラブを見ることができました。少年だったあの頃、こんな日が来るとは夢にも思っていませんでした。思い続けていれば、そして、少しの行動力があれば実現できるものなのですね。
イタリア・トリノをホームタウンとするフットボールクラブ。1897年に創設され、以来、セリエAスクデット28回、コッパ・イタリア9回、UEFAチャンピオンズリーグ2回、UEFAカップ3回、トヨタカップ2回。数々のタイトルを獲得してきた、ヨーロッパ屈指のフットボールクラブ。そしてこのクラブのファンを「ユベンティーノ」といいます。
私が20年以上前に初めて知った海外のクラブ。1985年、私がフットボールに没頭し始めた頃、1人のフットボーラーがユベントスを率いて来日しました。
ミッシェル・プラティニ。
フランスの将軍と呼ばれた彼のプレーに、私は目を奪われました。
センターリングを胸で受けて、足でボールを浮かせたまま背後に運び、自らも反転、そして左足のボレーシュート。ボールは綺麗に逆サイドネットに吸い込まれていきました。
「プラティニ・ゴール!スーパー・ゴール!ビューティフル・ゴール!」
いまだにはっきりと覚えているアナウンサーのこの絶叫。
不可解な審判の判定のために幻のゴールとなって、肘をついてピッチに寝そべるプラティニのエレガントな抗議。
以来、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デルピエロ、ジネディーヌ・ジダン。多くのファンタジスタがこのクラブでプレーしてきました。だからこそ、このクラブを20年に渡り、遠い日本から応援してきました。そう、私は20年来のユベンティーノ。そして、これが今回Torinoに赴いた理由。
朝Milan中央駅。相変わらずの大混雑。
途中、アルプスが見え、LisbonからMilanに移動した際、上空から眺めた美しい雪景色を今度は車窓として眺めます。
Londonを発つ際には、明日の試合の予定でした。何となく胸騒ぎして、Londonの友人に携帯のメールで確認をお願いしたところ、今日の予定に変わっていることが発覚。そんなわけでTorino到着後にまずしたことはチケット調達。駅のインフォメーションでは情報が得られず、ホテルで聞いてみます。
「ユーべのことならこの娘に聞いて。」
と前に押し出されたフロントのお姉さん。どうやら生粋のユベンティーノだそうで、嬉しそうに、チケット売場やスタジアムのこと、色々教えてくれます。チケットは近くのタバコ屋で購入可能。スタジアムはデッレ・アルピではなく、今はオリンピコを使っているそうです。
タバコ屋で無事にチケットを入手し、試合までの時間をTorino散策。
Torinoは高いところから眺めると素晴らしいと聞いていたので、映画博物館のある塔に登ってみます。
この景色。アルプスの頂が綺麗です。
そこで、見つけた小高い丘の教会。
次はそこから眺めてみようと歩きます。
来てみた甲斐がありました。
すっかり日も暮れて、待ちに待ったユベントスのTorinoでのゲーム。
オリンピコ。
残念ながら今年ユベントスはクラブ創設以来、初めてのセリエB降格。ご存知の方も多いと思いますが、イタリアのサッカースキャンダルに起因して下された処分。
寂しいほどに空席が目立ちます。そして、デルピエロ、トレゼゲ、ブッフォンといったスタープレーヤーがこんなところで必死になってプレーしているのは何とも痛々しい。
花火が焚かれ、、、これらは1階席に投げ入れられていきます。。。
そんなわけで、イタリアのスタジアムは1階席より、2階席の方が高額。。。
憧れのデルピエロ。
このレベルで見て、改めて彼のフットボーラーとしての偉大さを感じました。その素晴らしい戦術眼、リーダーシップ、そして3人、4人に囲まれても全く取られる雰囲気のないキープ力。
20年の時を経て、ホームでこのクラブを見ることができました。少年だったあの頃、こんな日が来るとは夢にも思っていませんでした。思い続けていれば、そして、少しの行動力があれば実現できるものなのですね。
by gentlemandinner | 2006-12-22 23:54 | travel