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South Africa。

Londonベースの旅行代理店で、意外にも、南アフリカ行きのパッケージツアーを頻繁に目にする。ケープタウンのテーブルマウンテンや、喜望峰の写真は、確かに、ツーリストの興味を掻き立てる。

しかし、私には、「危険」というイメージしかない。あまりにも未知な国だからということなのだろうか。ラグビーやゴルフの第1回ワールドカップの開催国であるが、3年後のサッカーのワールドカップ開催は、いまだに危ぶまれている。身の危険を感じてまで、旅をすることはない、これはコンサバな私のポリシーである。

さて、一体どんな国なのだろう…。まずは、外務省の危険情報を眺めてみる。

非常に長い危険情報が掲載されている。

次に、あるアフリカの国に勤務する大学時代の後輩に、外交官の目で見てどうかを尋ねてみる。

大使館の職員でも、週に一度は銃声を耳にするという。

さて。私のレッスンの先生は、Londonでの生活の長い、南アフリカ共和国出身のナイスガイである。母国について、その実態を根掘り葉掘り聞いてみた。

やはり、危険らしい。その国の方の生の声は重い。

・イラク戦争以前には、the most dangerous country in the worldだった。
・今も戦争地域を除けば、世界で一番危険だと言われている。
・ヨハネスバーグはcapital of murderであり、capital of rapeであり、capital of carjackだという。
・高校の同級生は3人が殺され、また1人は誘拐された。

ただ、彼自身、Londonから日本とほぼ同じ距離にある故郷には、久しく帰国していないという。希望を込めて、今はもう少し良くなっているかもしれない、と仰っていた。

国の産業や、マンデラ政権成立後の社会や、富の分配やら、折角なので色々と伺ってみた。日本からは、物理的にも、文化、社会等の面でも、あまりにも遠い国である。知らないことが多過ぎた。こうして、機会を見つけて、人の話を聞いてみることは、イメージとのギャップの有無に拘らず、純粋な興味の問題として面白い。

(あくまで、伝聞を記載するものであり、その内容の真偽は未確認である。また、当該国・地域の中傷、推奨を目的としていないことを念のため記載しておきたい。)

  by gentlemandinner | 2007-05-29 19:22 | london life

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