人気ブログランキング | 話題のタグを見る

卒業式。

Londonらしくない晴れ渡った空の下、大学の卒業式が執り行われた。
卒業式。_c0105551_1025292.jpg

6月に授業、9月の初めにテストがそれぞれ終了して久しい。とりわけインターナショナル色の強いLL.M.のコースでは、多くの学生は帰国して復職し、あるいは、新たな就職先での勤務を開始している。そのため、残念ながら、卒業のセレモニーに出席する全体の人数も、見知った顔も少ない。

私自身はたまたま出席できる環境にいたこともあり、折角なので、ガウンを着、帽子を被る欧米スタイルの卒業のセレモニーに参加した。卒業生、その家族友人等々が着席すると、祝福のコーラスが聴こえてくる。そして、セレモニーに臨席される教授陣が、色とりどりのガウンを纏って入場される。
卒業式。_c0105551_10252633.jpg

セレモニーが始まり、数人の教授陣がスピーチをなさる。どういうわけだか、入学式ではないのに、カレッジの歴史云々といったどちらかと言えばカレッジの紹介が長々と続く。そして、このセレモニーのメインというのだろうか、卒業生が一人ひとり名前を読み上げられ、壇上に上がり、(恐らく)カレッジの長と(多分)デパートメントの長と握手を交わしていく。
卒業式。_c0105551_10254733.jpg
たったの1年、それも週に5コマの授業を受けただけ、しかも、うち2コマは他のカレッジで受講していたため、このカレッジに対する愛着とかはいまひとつ湧いてこないのだが、壇上に上がると、何となく会場や先生方の暖かい笑顔や拍手に包まれて、ほんのり嬉しいものだ。

そして、セレモニーの終了に先立ち、カレッジの長が、教授陣と卒業生の家族に起立を促し、「このファビュラスな卒業生にもう一度拍手を送りましょう。」と。

「欧米の卒業式ってどんなものだろう?」と些か傍観者的な気分で参加したセレモニーであったが、「卒業できて良かった(笑)。」としみじみ思えた。ハレの日というものはやはり気持ちが良い。

  by gentlemandinner | 2007-12-11 17:56 | LL.M.

<< Chelsea 0-0 Val... スケートとシャンパンと。 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE