Three Cities。 in Malta
朝起きて、ホテルから顔を出してみると、今日は風が穏やかで、気持ちが良い。 朝食をとって、ひとまずVallettaを一周してみるべく、まずはUpper Barracca Gardenなる見晴らしの良い公園にやってくる。 ここから海を挟んだ対岸は、入り組んだリアス式の地形に、3つの街が広がり、総称してThree Citiesなる、単純な名前がついている。些か造船所らしき余計なものが視界に入るものの、概ね古い城砦と街並みが景観を保っている。リゾートホテルが立ち並ぶ、Vallettaを挟んで反対側の対岸の様子とは随分異なっている。 日曜の正午には、手前に並ぶ砲台から、空砲が放たれるというので、もう一度戻ってくることにして、一旦公園を離れる。穏やかなVallettaの海岸線を一周する。Vallettaは、海に突き出した小さな半島に広がっている。 正午が近づいた頃、Upper Barracca Gardenには、人が集まり、Maltaの軍人が準備する発砲を待つ。 凄まじい轟音に驚き、そして、しばらくこの高台からの美しい眺めを楽しんだ。 眺めているうちに、対岸のThree Citiesを少し散策してみたくなって、再びマルタバスに乗車した。時期的なせいか、同じ方向に向かう人々の中に観光客らしき人はあまり見掛けられず、多少の不安がないではなかったが、親切なバスの運転手から降車すべきバス停を教えて頂き、難なく到着することができた。
穏やかな天気が過分にこの景色を良く見せるのかもしれないが、のんびり歩くのにとても良いところだった。幸い私が降り立ったところからは、造船所の側は視界にほとんど入ってくることなく、古いものは古いものとして残り、新しいものもうまく調和が図られて建てられているように感じられた。 ふと城砦の影に作られた人工の入り江の脇に良さそうなレストランを見つけたのでランチをとる。 新鮮なタイ1匹のグリル。 今年の1月1日からユーロに切り替わったばかりのMaltaでは、こんなものを頂いても比較的安い。塩焼きにはかなわないが、あっさりとしていて、付け合せの調理も絶妙で、ふらっと入ったレストランながら満足度は高かった。
食後は裏手の入り江の街の方に出て、散策を続け、元来たバス停からVallettaに戻る。 Vallettaでは、街の中心を少し散策。 そして、考古学博物館に立ち寄ってみる。昨日訪れたような巨石神殿で発掘されたものが展示されている。 そして、残り少なくなったMaltaでの時間を、一番素敵だと感じた風景をもう一度眺めて過ごしたいと思った。 段々と日が暮れていく景色をぼんやり眺めていた。
穏やかな天気が過分にこの景色を良く見せるのかもしれないが、のんびり歩くのにとても良いところだった。幸い私が降り立ったところからは、造船所の側は視界にほとんど入ってくることなく、古いものは古いものとして残り、新しいものもうまく調和が図られて建てられているように感じられた。
食後は裏手の入り江の街の方に出て、散策を続け、元来たバス停からVallettaに戻る。
by gentlemandinner | 2008-01-06 22:23 | travel