カテゴリ:football( 94 )

 

蒼の涙。

日本を離れる前は、赤が好きだった。

いつの間にかとても嫌いな色になり。

いつの間にか蒼に染まっていた。

無理矢理起き出して、明るくなって、朝日が差してきて。

どうして、リバポといい、バルサといい、いつも、ドラマティックになるのだろう。

赤と蒼。

バルサ色。

ま、ピュアなサッカーファンとしては、今季のローマの対戦はこの組み合わせが見たいのですが…。

赤と蒼の縦縞を応援したい。
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  by gentlemandinner | 2009-05-07 06:39 | football

ラストマッチ。

事務所のクラブでのラストマッチを迎えた。

小学校低学年時に地元のクラブに入って何となく始めたスポーツであるが、しばらくしてトヨタカップ(現在のトヨタクラブワールドカップ)で来日したJuventusの試合をテレビで眺め、現在のUEFA会長であるM. Platiniのエレガントなプレーに感動し、のめり込んでいった。

以後、中学高校と、いわゆる進学校らしきところに入ったが、朝練してそのままサッカーウェアのまま授業を受け、早弁して昼にボールを蹴り、放課後は正規の部活に勤しむというサッカー一色の生活を続けた。

ただ上手くなるのが面白くて、試合に勝ったときの何ともいえない心地良さが好きで長らく続けたに過ぎないわけだが、高校の部活を引退して以来、体育会的なところでボールを蹴ることがなくなって以来、「サッカーが好き」という1つの共通項が元で、色々と不思議な縁が生まれていった気がする。

修習時代に地検のトップに連れていってもらってボールを蹴ったJビレッジは、日本では滅多にない素晴らしい芝のピッチであったし、現在の事務所は採用担当にサッカーの技術が目に留まって採用されたのかもしれないし。また、ロンドンでも多くのサッカー好きの方々と「●×年のワールドカップの誰それのFKが凄かった。」なんてマニアな会話が常識的に通じたりもして(こういうことだけは我ながら恐ろしいほどの記憶力がある。)、色々な人の繋がりが、この共通項だけで不思議と広がってきた。

そして、この事務所のクラブでも、何度か参加するにつれ、そこそこに自分のプレースタイルや、能力を認めてもらえるようになり、仲間ができ、良い時間を過ごすことができた。試合後パブで皆とEuro2008を観戦しながら、美味いビールを飲んだ。
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  by gentlemandinner | 2008-06-18 19:59 | football

England 2-0 USA      -45-

Stamford Bridgeに次いで数多く足を運んだHome of Football,Wembleyでの観戦も今日で最後。そして、多岐に渡ったこの2年間におけるスタジアム観戦も今日で最後。実に80試合目の観戦である。

いつもながら、空に弧を描くWembleyのアーチは美しく、Euroに出られないEnglandが、決してfootballの列強でないUSAを迎えたフレンドリーマッチながら、スタジアムの雰囲気はとても良い。何度となく聞いたGod Saves the Queenも、これでしばしの聴き納めである。

kick offの開始前にDavid Beckhamの代表cap100を記念したセレモニーが行われ、サポーターたちは暖かい拍手と声援を送っていた。この国のファンたちは彼のことが本当に好きなんだなと感じる。

Croatiaに敗れ、Euroの予選での敗退が決まった試合でも、素晴らしいクロスを送っていたし、今日の試合もJTの先取点に繋がる見事なFKを蹴っていたし、体力面で衰えは隠せないものの、いまだに右足から蹴られるボールの精度は見事と言うほかない。

しばらくBarryに低位置を譲っていた感のあるLampardも、今日はお馴染みの8番を着けてsquadに名を連ねていたし、Fabioが主役を任せようとしているのか、Gerrardは今日も10番を着けての出場でゴールを決めていたし、フレンドリーマッチながら十分楽しめる試合だった。名将の下、8と4が8と10になって、素晴らしい中盤を作ってくれることを期待したい。

GK、RSB、Rooneyと並ぶFWといった弱い部分を誰が埋めていくのかは疑問が残るところであるが、南アのワールドカップでは、強いEnglandを見られることを期待したい。
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England: James, Brown (Johnson 57), Ferdinand, Terry, Ashley Cole (Bridge 82), Beckham (Bentley 46), Hargreaves, Lampard (Barry 57), Gerrard, Defoe (Crouch 68), Rooney (Joe Cole 78).
Subs not used: Hart, Lewis, Warnock, Woodgate, Jagielka, Wheater, Huddlestone, Downing, Young, Ashton, Walcott, Agbonlahor.
Goals: Terry 38, Gerrard 59

USA: Howard (Guzan 46), Cherundolo (Hejduk 46), Onyewu, Bocanegra, Pearce, Dempsey, Bradley, Clark, Beasley (Lewis 68), Johnson (Jaqua 89), Wolff (Adu 68).
Subs not used: Califf, Edu.

Venue: Wembley
Att: 71,233
Referee: Kyros Vassaras (Greece).
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  by gentlemandinner | 2008-05-28 23:37 | football

MOSCOW FINAL 2008           -44-

昨季の観戦に関する閉めの記事で、来年JTが掲げるBig Earを見たいと書いた覚えがある。が、思えば今季のCL初戦でRosenbourgに引分け、直後にJoseの解任。正直、この場にやってくることができるとは想像していなかった。
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そもそも、CLのFinalと言えば、日本では朝3時頃に始まるのが常。にもかかわらず、どんなに忙しくても、毎年欠かさず見てきた、テレビの中の夢の舞台だった。この貴重なチケットを手にした瞬間、そして、このまさにFinalの舞台にやってきた瞬間の鳥肌が立つような興奮は、恐らく一生忘れることはないだろう。

舞台は、Luzhniki Stadium。旧称をレーニン・スタジアムといい、モスクワ・オリンピックのメイン会場として使用されたスタジアムである。スタジアムの正面にはいまだにレーニンの像が堂々と立っている。
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中に入ると赤と青に真っ二つに分かれた熱気溢れる光景が飛び込んでくる。この2年間、イングランドのスタジアムで何度も目にしてきた風景であるが、ここMoscowで再び眺めることになるとは、何とも不思議な感じがする。
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そして、お馴染みのBlue is the Colourが流れ、そしてCLのテーマが流れると鳥肌の立つ興奮とともにホイッスルが吹かれた。

前半は、Man UがBluesを圧倒。かつてJoseがRonaldを押えるためにMan U戦に限ってはPauloを起用してきたが、今日は、Grantが攻撃力を買ってEssienをRSBに起用。これが見事に外れて、不慣れな右サイドでの守備にEssienが苦労を重ねることになってしまった。

このレベルのプロフェッショナルであっても、本職のDFでない者が守備にまわるとこうもひ弱な一面を見せるのか、Ronaldを簡単に外してしまい、フリーでヘディングを許し、失点。

その後も、頼れる守護神Cechの神がかり的なセーブがなければ、2点、3点取られておかしくなかった前半。その最後に、前半のBluesの出来の悪さを帳消しにしてくれたFrankyの同点ゴール。天国にいる母へ両手を掲げる彼の姿は感動的ですらあった。

一転して後半はBluesの攻勢。Man Uの前半での攻め疲れのせいか、Bluesの前線からのプレスのせいか、Bluesにその瞬間を期待させるシーンが続く。ポストを叩き、バーを叩くシーンが何度か見られ、その度にBluesサポのスタンドからは溜息が漏れる。

10時45分に始まった試合は、延長に突入した際には午前1時頃。
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そんな真夜中にもかかわらず、スタジアムの熱狂は増すばかり。得てしてhome & awayの準決勝までと違い、一発勝負の決勝は、お互いにリスクを取らないつまらない試合になることも多いが、今日の試合は緊迫したスコアの下、スリリングな展開が続き、見るものをピッチに引き付け続けた好ゲームであったと思う。

延長が終わってPKに入る。
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Bluesサポの願い虚しく、PK戦はMan Uサポが陣取る側で行われた。守護神Cechが、Ronaldの2段モーションを読みきって見事にセーブし、Bluesは4人目までをきっちりと決める。

最後のキッカーになるはずだったJTが足を滑らして外したとき、勝利を確信していたBluesサポは沈黙した。

追い続けてきたBluesのbig earを見ることはできなかったが、この舞台を観に来れたことで十分満足だった。いずれまたBluesはこの舞台に立つだろう。その時再びここにやってくる、そのモチベーションを残してくれたと思うことにする。

泣き崩れるJTの肩をFrankが抱いていたシーンが印象的だった。
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こういう姿をみせてくれるから、このクラブを応援できる。以下、JTがクラブのサイトに寄せた言葉である。

'To all the Chelsea fans, all my team-mates, the manager and staff at the club.

I am so sorry for missing the penalty and denying you the fans, my team-mates, family and friends the chance to become European champions.

Many people have told me I don't need to say that but I feel I need to, that's just me. I have relived that moment every minute since it happened. I have only slept a few hours and wake up every time hoping it's all been a bad dream.

I have had some amazing support from fans, current and ex-players, family and friends and I need to thank everyone for that. But I am a big man and I take responsibility for us not winning.

I am and ALWAYS will be Chelsea through and through. I will give my all on and off the pitch to win this trophy as a player and one day as a manager. And I am sure we will win it.

That night in Moscow will haunt me forever and I feel I have let everybody down and this hurts me more than anything. I am not ashamed about crying. This is a trophy I have tried so hard year after year to win and it was just an uncontrollable reaction, I wear my heart on my sleeve, everybody knows that.

The road to Rome starts here, we have to try and turn this experience to our advantage. I am very proud of how far we have come this season with everything that has gone on.

Thank you for all your support for the team this season.'

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Man Utd: Van der Sar, Brown (Anderson 120), Ferdinand, Vidic, Evra, Hargreaves, Scholes (Giggs 87), Carrick, Ronaldo, Tevez, Rooney (Nani 101).
Subs Not Used: Kuszczak, O'Shea, Fletcher, Silvestre.
Booked: Scholes, Ferdinand, Vidic, Tevez.
Goals: Ronaldo 26.

Chelsea: Cech, Essien, Carvalho, Terry, Ashley Cole, Ballack, Makelele (Belletti 120), Lampard, Joe Cole (Anelka 99), Drogba, Malouda (Kalou 92).
Subs Not Used: Cudicini, Shevchenko, Obi, Alex.
Sent Off: Drogba (116).
Booked: Makelele, Carvalho, Ballack, Essien.
Goals: Lampard 45.

Man Utd win 6-5 on penalties

Venue: Luzhniki Stadium
Att: 69,552
Ref: Lubos Michel (Slovakia).
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  by gentlemandinner | 2008-05-21 23:31 | football

Stamford Bridge最終戦。       -43-

いつかはこういう日が来ることはもちろんわかってはいたのだけど。
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ついにやって来てしまったStamford Bridgeでの最後の観戦の日。2007/2008シーズンのPremier League最終戦は、Chelseaにとっては、Man Uの結果次第では優勝が決まる大事な試合でもあった。

そんな特別な日、8番の背番号を入れた来シーズンの真新しいユニフォームを来て臨むことにした。

思えば、2年前の夏、初めてここを訪れて観た試合は、俊介が活躍するCelticを迎えたプレシーズンマッチだった。footballの母国、本場のスタジアムで素晴らしいクラブの試合を観られることだけが嬉しくて、感激した。

そういった純粋な嬉しさはなくなってしまったけれど、ほとんど毎週末の昼下がりにここを訪れて、ハンバーガーを1つ買ってかじり、スタジアムに入ってビールを飲み、ウォームアップするBluesをゆっくりと眺めた。贅沢にも、それがごくごく自然な休日の過ごし方になっていた。

ここに来て、いつものように、のんびりと観戦モードに入りさえすれば、頭を空っぽにして大好きなものに浸ることができる。その週、その時、何か気に懸かっていることがあっても、自然と安らかな気持ちになれる。私にとっては、そんなとっておきの場所だった。
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同時進行のMan U戦の動向がサポや選手にも伝わり、モチベーションの継続が難しくもあった後半。最後にロスタイムでの同点ゴールを許し、今季のPremier Leagueのタイトルを逃した。

最後のStamford Bridgeで勝って終われなかったのは残念ではあったが、今日はそれ以上に、最後のStamford Bridgeの空気を味わいたかった。2年間、ここでBluesが敗北する姿は一度も目にすることがなかった。そればかりか、先日のLiverpool戦、Man U戦を筆頭に、数々の感動や、興奮を味わうことができた。

また、いつかここで観戦する日はあるだろうが、日常的に観に来られるということはないだろう。そう思うと、いつまでもスタジアムを離れられなかった。選手たちが、子供たちを連れてピッチに現れ、サポーターに感謝の気持ちをゆっくりと伝えて回る。
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その最後のときまでぼけっとピッチを眺めていた。
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Chelsea: Cech, Essien, Alex, Terry (Belletti 14), Ashley Cole, Ballack, Makelele (Shevchenko 46), Lampard, Joe Cole (Obi 78), Drogba, Malouda.
Subs Not Used: Cudicini, Kalou.
Booked: Drogba.
Goals: Shevchenko 62.

Bolton: Al Habsi, Steinsson, Andrew O'Brien, Cahill, Samuel, Davies, Joey O'Brien, McCann, Nolan, Taylor, Diouf (Giannakopoulos 69).
Subs Not Used: Walker, Jaaskelainen, Meite, Cohen.
Booked: Joey O'Brien, McCann, Davies.
Goals: Taylor 90.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,755
Ref: Chris Foy (Merseyside).
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  by gentlemandinner | 2008-05-11 23:07 | football

Anfieldを超えた夜。          -42-

ここ4年、CL準決勝での3度目の同じ顔合わせ。過去2度は、Redsの伝統の前に敗退。3度目の正直を期待するStamford Bridgeは、Kick Offの随分前から異常なまでの熱気に包まれていた。
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試合開始直前のビジタースタンドからは、AnfieldのKopさながらに"You'll Never Walk Alone"が聴こえてくる。
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両キャプテンが互いの健闘を誓う。敵将のGerrardは相手ながら大好きな選手であるが、今日ばかりは静かにしておいて欲しい。
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お母様を亡くされて1週間。Super FrankがBridgeに戻ってきた。"Super Frank"の大声援に応える姿に既にじーんときてしまう。
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彼の一挙手一投足に注目が集まり、何度となく、"Super Frank"の大合唱が沸き起こる。
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そして、先日の両雄の言い争いを思い出させる同じ位置でのFK。今日は、DrogbaがBallackに託した。
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そして期待したシーンは33分にDrogbaが作ってくれた。Kalouの切れ込んでの強烈なシュートをReinaが防ぎきれず、Drogbaが豪快に蹴り込み、Bridgeは揺れた。

後半。このまま押し切って欲しいとのスタンドの願いと共に始まる。
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後のないRedsの猛攻は、Torresの得点に繋がる。Liverpoolがこの場所で決めた実に841分ぶりの得点である。Torresは敵ながら良い選手だと認めざるを得ない。とかく適応に時間がかかるFWというポジションで、Premierへの移籍の最初のシーズンでこれだけの得点を決めてきた選手は過去にもそういないだろう。
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その後は膠着したままタイムアップ。昨年と同様、両雄のMoscowを目指す戦いは、どしゃぶりの中、延長戦に突入する。
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そして、ドラマは、その前半に次々と起きた。Essienの実に豪快なゴールが、不可解なジャッジで消され、Bridgeは怒声に包まれるも、その直後に与えられたPKによって、一瞬にして歓喜に変わる。

固唾を呑んで見守る先には、Frankがいる。周りからは"Should be Ballack!"(=Ballackが蹴るべきだ。)なんて声も聞かれるが、この場面で、この大役は、この男に文句なく任せたい。劇的ですらある。
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自ら母のために巻いた喪章を外し、コーナーに捧げてキスをし、涙を流したFrank。そんな彼のもとに、彼の気持ちが痛いほど解る仲間が次々と集まってくる。
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再び、"Super Frank! Super! Super Frank! Super! Super Frank! Super Frank Lampard!"に包まれるBridge。

そして続けざまに、Redsサポの願いを打ち砕くゴールが生まれる。French Footballのエリートながら、Drogbaとクラブへのリスペクトを大切にしてきたAnelka。彼から渡ったボールが、そのDrogbaによってゴールに蹴り込まれる。

Babelの意地の一発により、再び祈るような気持ちで見守らざるを得なくなるが、今日のBridgeでは、これまで数々の神がかり的な奇跡を起こしてきたLiverpoolも、力尽きることとなる。

クラブ創設以来100年余り。ついに、ヨーロッパの頂点を目指す舞台に立つ。
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歓喜に沸くイレブンから離れて、1人で最後まで、詰め掛けたサポーターに感謝の気持ちを示して歩くFrankの姿があった。どこか寂しそうな姿が印象的だった。
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Chelsea: Cech, Essien, Carvalho, Terry, Ashley Cole, Joe Cole (Anelka 91), Ballack, Makelele, Lampard (Shevchenko 119), Kalou (Malouda 70), Drogba.
Subs Not Used: Cudicini, Obi, Alex, Belletti.
Goals: Drogba 33, Lampard 98 pen, Drogba 105.

Liverpool: Reina, Arbeloa, Carragher, Skrtel (Hyypia 22), Riise, Kuyt, Alonso, Mascherano, Benayoun (Pennant 78), Gerrard, Torres (Babel 99).
Subs Not Used: Itandje, Finnan, Crouch, Lucas.
Booked: Alonso, Arbeloa.

Venue: Stamford Bridge
Att: 38,900
Ref: Roberto Rosetti (Italy).
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  by gentlemandinner | 2008-04-30 23:51 | football

Tribute to Pat Lampard。          -41-

Wigan戦のまさかのドローで諦めかけたPremierのタイトルも、Man Uの躓きのため、未だに混沌としている。

今日は、Bluesが勝てば勝ち点で並び、逆に、Man Uが勝てば、事実上優勝が決まる大一番の直接対決である。昨年は消化試合になってしまったこのカードも、今季は願ってもない舞台が整っていた。
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その大事な一戦のsquadにLampardの名前がない。一昨日の木曜日、お母様が亡くなったそうだ。チームは、彼とそのファミリーに最大限のサポートをし、彼の意思を尊重する声明を公式に出していた。

この春一番の暖かい晴天の土曜日、Stamford Bridgeは、Lampardのファミリーに捧げる大きな1勝を手にするために、特別な空気に包まれていたような気がする。
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試合開始前から、サポーターが、御馴染みの"Super Frank! Super! Super Frank! Super! Super Frank! Super Frank Lampard!"を連呼すれば、開始早々からBluesはMan Uを圧倒する。
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Premierで80試合連続して負けのないStamford Bridge。Unitedですらここでは2002年3月以来1点も記録していない。しかし、そんな記録上の強さはともかく、ここ最近のゲーム運びからして、首位Man Uを相手に終始攻め続ける展開をみせるとは、予想していなかった。

たまにあるMan Uの攻めも、現在世界最高のGKであろうCechや、相変わらず類稀な戦術眼で攻撃を摘み取るCarvalhoを中心に、危なげなく対処していた前半。
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そして、こういう試合で決めてくれるのは、ゲルマン魂の塊のような男Ballack。相変わらず、ここ一番の強さは素晴らしいものがある。
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Drogbaのクロスを頭でねじ込み、雄叫びをあげたこの男の姿に痺れる。選手たちはPat Lampardの名前が記された8番のユニフォームを掲げ、サポたちは"Super Frank!"を連呼する。

このまま圧倒して欲しいというBridgeの願い通りにはいかなかったが、それも、何かの演出だったのだろうか。後半早々、Carvalhoの珍しく不用意なバックパスをRooneyに拾われ、同点ゴールを許してしまう。

その後、好機を作りつつも、とにかく早い試合展開に時間があっという間に流れ、これで終わりかという空気が流れもするが、今日のBluesはいつもと違う。何かにとりつかれたかのようにゴールを目指す。
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Man Uゴール前での絶好の場所でのFKを前に、「俺が蹴る。」と争うDrogbaとBallack。Drogbaは、今夏の移籍が確実と言われ、最近のpoorなパフォーマンスのために、サポからは"Micheal Ballack!"の声援が上がる。ちょっと残念なシーンではあったが、それも今日の勝ちに執着する両雄の意気込みだったと解釈したい。
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そして、今日のTribute to Pat LampardのBridgeの雰囲気は、審判までもtributeしたい気分にさせたのだろうか。後半残りわずかというところで、controversialなPKが捧げられた。

こういうときは場数の違い。先日のCamp Nouで雰囲気に呑まれた相手のエースとの違いを見せつけ、きっちりと決めたBallack。
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これには、ついさっき口論していたDrogbaも駆け寄り、労う。
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Stamford Bridgeは揺れに揺れた。この興奮はたまらない。いつも隣で熱く騒いでいる兄ちゃん達とがっちりとハグ。"Michael Ballack!"の連呼に続いて、再びBridgeはこのチャントに包まれた。

Super Frank! Super!
Super Frank! Super!
Super Frank! Super Frank Lampard!

思わず目に熱いものが感じられるひと時だった。

Pat Lampardのご冥福をお祈りしたい。

そして、Frankの元気な姿をここで見たいと思う。
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Chelsea: Cech, Ferreira (Anelka 66), Carvalho, Terry, Ashley Cole, Ballack, Obi, Essien, Kalou (Shevchenko 81), Drogba, Joe Cole (Makelele 87).
Subs Not Used: Cudicini, Belletti.
Booked: Ballack, Obi, Drogba.
Goals: Ballack 45, 86 pen.

Man Utd: Van der Sar, Brown, Ferdinand, Vidic (Hargreaves 14), Silvestre, Fletcher, Carrick, Anderson (O'Shea 65), Nani, Rooney (Ronaldo 63), Giggs.
Subs Not Used: Kuszczak, Tevez.
Booked: Brown, Van der Sar, Ferdinand, Hargreaves.
Goals: Rooney 57.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,828
Ref: Alan Wiley (Staffordshire).
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  by gentlemandinner | 2008-04-26 23:29 | football

Chelsea 1-1 Wigan          -40-

今シーズン何度も見たような試合だった。
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前半、戦力的に劣る相手を前に、全くやる気の感じられない選手達の動き。走らない、意思疎通がない、いい加減。

ハーフタイムの笛と同時に、ブーイングが沸き起こり、サブにまわっていたJoeを出せと言わんばかりのチャントが始まる。

後半、Joeを入れて、活気の戻ったBluesは一点をもぎ取るも、また停滞。

決定機は何度もあったのに、追加点が遠く、前線で不満をぶつけ合うシーンが目立つ。

EvertonのCahillにやられ、SpursのKeaneにやられた嫌なシーンが思い浮かび、嫌な感じはしていたのだが…。

ロスタイムでの同点ゴール。

選手達は、高い給料を貰い過ぎて、必死さが欠けているのだろうか。毎試合スタジアムに足を運び、熱い声援を送っているサポに失礼な試合だったと思う。

来週に大一番を控えているとはいえ、監督も選手も、Man Uとの直接対決まで、ベストのメンバーで、必死で戦い抜く姿勢をみせるべきではなかっただろうか。

失礼ながら、Wigan相手に、こんな試合で、今季のPremierが事実上終ってしまったのが残念でならない。
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Chelsea: Cech, Belletti, Alex, Terry, Bridge, Ballack, Essien, Obi (Shevchenko 90), Kalou, Anelka, Malouda (Joe Cole 46).
Subs Not Used: Hilario, Pizarro, Wright-Phillips.
Goals: Essien 55.

Wigan: Kirkland, Melchiot, Scharner, Boyce, Kilbane, Valencia, Skoko (Koumas 56), Palacios, Taylor (King 79), Heskey, Bent (Sibierski 64).
Subs Not Used: Pollitt, Brown.
Booked: Koumas, Valencia.
Goals: Heskey 90.

Venue: Stamford Bridge
Att: 40,487
Ref: Andre Marriner (W Midlands).
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  by gentlemandinner | 2008-04-14 22:33 | football

Chelsea 2-0 Fenerbahce          -39-

Istanbulでの1st legにまさかの敗北。Stamford Bridgeでは滅法強く、1st legの結果にもかかわらず下馬評では圧倒的にBluesであったが、2nd legは緊張感ある中で迎えることとなった。

CL決勝トーナメント1回戦のOlympiakos戦同様、Shedのゴール裏というコアなサポの集う席で立ちっ放しの応援となる。
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すぐ脇には、Bluesがボールを持つだけでピーピー煩いFenerbahceのサポが陣取っていた。
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1回戦の2nd leg同様、開始早々に目の前でBallackが決めた。教科書通りのヘッドで先制し、Joeのポストを叩くシュートで、このまま圧倒するかと思いきや、その後はさっぱり良いところなく前半が終了。Fenerbahceの側にもチャンスらしいチャンスなく、じりじりした雰囲気の中で、後半に入ることになった。何しろ、1点取られると立場は逆転してしまうのだ。

後半早々、Grant監督が奇妙な采配を振るう。後半13分に、Kalouに代えて、Bellettiを投入したシーンだ。右サイドでJoeと噛み合わず良いところのなかったEssienを前にあげて、攻撃力のあるBelletiをRSBに入れるという選択はあり得たかも知れない。交替したのがいつも後半に運動量の落ちるBallackでなく、Kalouだったことが理解し難いところだった。

前半攻撃面で一番機能していたKalouを下げて、似たタイプの中盤が顔を揃えることで、明らかにバランスが崩れてしまった。結果、右サイドでの攻撃の期待されたBelletiは苦手のディフェンスに追われて見事に切り裂かれるシーンが続く。選手達がサイドラインに指示を確認しに走っていたところをみると、共通理解の全くない交替であったことが容易に想像できた。

こんな采配を振るっていて、それでなくとも不満の出易いタレント集団をまとめていくことができるのだろうか。少なくとも、この試合でGrantの求心力は、大きく損なわれたことだろう。

目の前で自陣のゴールラインを割りそうに転がるボールを眺めたり、強烈なミドルが途中出場のHilarioを襲ったり、何度も肝を冷やすシーンがあったのだが、終盤のFrankの得点でダメを押す。Bluesは昨年に続き何とかSemi-Finalに駒を進めた。

4季で3度目の準決勝での顔合わせとなるLiverpoolを相手に、「3度目の正直」を期待したい。
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Chelsea: Cudicini (Hilario 25), Essien, Carvalho, Terry, Ashley Cole, Ballack, Makelele, Lampard, Joe Cole (Malouda 85), Drogba, Kalou (Belletti 58).
Subs Not Used: Shevchenko, Obi, Alex, Anelka.
Booked: Essien, Carvalho.
Goals: Ballack 4, Lampard 87.

Fenerbahce: Demirel, Gonul, Lugano, Edu Dracena, Wederson (Bilgin 89), Maldonado (Kezman 60), Aurelio, Kazim-Richards, Deivid, Alex, Senturk (Boral 75).
Subs Not Used: Kulbilge, Cakmak, Turaci, Sahin.

Venue: Stamford Bridge
Att: 38,369.
Ref: Herbert Fandel (Germany).
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  by gentlemandinner | 2008-04-08 23:22 | football

Bayern München 3-1 VfL Bochum          -38-

Allianz Arenaができて以来、FC Bayern Münchenのチケットは取り難くなったという。実際、何度眺めても、sold outの表示が出ており、現地調達も考えていた。それが、つい一週間くらい前に少数のチケットがリリースされているのを発見し、翻訳サイトを利用して、ドイツ語のサイトを解読しつつ、何とか予約した。ドイツ語から英語には、語順が似ているせいか、概ね理解可能な程度に変換してくれる。

問題はその後にあって、Amsterdamを訪れたときと同様、チケの受取ができなかった。日本の宅配ボックスが懐かしい。まあ、現地に行けば何とかなるだろうと、向かったAllianz Arenaは、Munichの中心部から地下鉄で10駅ほど北に行ったところにある。
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UEFAの5 Starの指定を受けるこのスタジアムは、一昨年のワールドカップを前に建設され、開幕戦に使用された超近代的なスタジアムである。外を覆う樹脂は日本メーカーのもので、FC Bayern Münchenの赤、TSV München von 1860の青に光り、夜には眩いドーナッツとなるらしい。スタジアムの周りは何もなく閑散とした道を延々歩くことになり、日本の埼スタが思い出されたりもする。

とりあえずチケを確保しないことには始まらないので、Box Officeに行くと、「本当であれば、住所地に届いているはずなのですけど。」等々と係りの女性が申し訳なさそうに色々と説明してくれ、チケを再発行してくれた。生真面目な感じが、いかにもドイツ人女性らしい。「イギリスに住んでいてごめんなさい…。」と、こちらが謝りたいくらいである。

ともあれ、無事にチケの再発行を受け、ゲートに向かう。ここでは、入念な荷物検査とボディ・チェックが行われている。ワールドカップのときにもそうであったが、この国には、こういう生真面目さがある。色んな国で観戦してきたが、普通は形ばかりのチェックで終わる。でも、この几帳面さや真面目さは、どこか安心感があり、清潔感があって好きだ。

スタジアムの雰囲気は、Premier Leagueのようなチャントこそないが、満員に埋まったスタジアムからはかなりの熱気が伝わってくる。良い雰囲気だ。
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Bayern Münchenといえば、昨季CL出場権を逃し、オフの補強に力を入れ、今シーズンのBundesligaでは首位をひた走っている。皇帝Beckenbauerが会長を、Karl-Heinz Rummeniggeが副会長を務めるBundesligaを代表するクラブである。現在も、先のワールドカップでブレイクしたFrance代表のFranck Ribéry、2005-06シーズンのSerie Aで得点王を獲得したアズーリの長身FW Luca Toniらの外国人選手に加え、日本でもお馴染みのOliver Kahnや、Lukas Podolski、Miroslav Klose、ワールドカップ開幕戦で鮮烈なミドルを決めたPhilipp LahmやBastian Schweinsteigerなど、ドイツ代表の主力が顔を揃えている。

一方の対戦相手VfL Bochum 1848というと、小野信二が所属することで日本にも知られることになったクラブであるが、移籍後初の欠場ということで、今日は姿がない。何とも残念である。

どちらかに肩入れしてみる試合でもないので、その気楽さもあったのだろうが、試合が始まってみて感じた違和感は、スピード感と激しさについての物足りなさだったと思う。
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Premier Leagueの笛の緩さは、選手を壊すリスクを高めているように感じないでもないが、あの緩い笛が、激しさとスリルを生み出しているのだろう。早々にVan Bommelをレッドカードで失い、1人少ないながらBayernが3-1で勝利を収めた。
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今季のBayernは戦力的にもBundesligaでは図抜けているようだ。
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  by gentlemandinner | 2008-04-06 23:57 | football

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