カテゴリ:LL.M.( 14 )

 

卒業式。

Londonらしくない晴れ渡った空の下、大学の卒業式が執り行われた。
c0105551_1025292.jpg

6月に授業、9月の初めにテストがそれぞれ終了して久しい。とりわけインターナショナル色の強いLL.M.のコースでは、多くの学生は帰国して復職し、あるいは、新たな就職先での勤務を開始している。そのため、残念ながら、卒業のセレモニーに出席する全体の人数も、見知った顔も少ない。

私自身はたまたま出席できる環境にいたこともあり、折角なので、ガウンを着、帽子を被る欧米スタイルの卒業のセレモニーに参加した。卒業生、その家族友人等々が着席すると、祝福のコーラスが聴こえてくる。そして、セレモニーに臨席される教授陣が、色とりどりのガウンを纏って入場される。
c0105551_10252633.jpg

セレモニーが始まり、数人の教授陣がスピーチをなさる。どういうわけだか、入学式ではないのに、カレッジの歴史云々といったどちらかと言えばカレッジの紹介が長々と続く。そして、このセレモニーのメインというのだろうか、卒業生が一人ひとり名前を読み上げられ、壇上に上がり、(恐らく)カレッジの長と(多分)デパートメントの長と握手を交わしていく。
c0105551_10254733.jpg
たったの1年、それも週に5コマの授業を受けただけ、しかも、うち2コマは他のカレッジで受講していたため、このカレッジに対する愛着とかはいまひとつ湧いてこないのだが、壇上に上がると、何となく会場や先生方の暖かい笑顔や拍手に包まれて、ほんのり嬉しいものだ。

そして、セレモニーの終了に先立ち、カレッジの長が、教授陣と卒業生の家族に起立を促し、「このファビュラスな卒業生にもう一度拍手を送りましょう。」と。

「欧米の卒業式ってどんなものだろう?」と些か傍観者的な気分で参加したセレモニーであったが、「卒業できて良かった(笑)。」としみじみ思えた。ハレの日というものはやはり気持ちが良い。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-12-11 17:56 | LL.M.

無事、卒業か。

US留学組みはNY Barの発表があったそうだが、こちらは、実は、まだロンドン大学を卒業していない。念のためであるが、留年しているわけではない。

2007/2008年度から、論文が必修となり、テスト期間にも変更があったようであるが、2006/2007年度のLL.Mは、6月冒頭に授業が終了、8月から9月にかけてテスト、11月後半にprovisionalなテスト結果の発表、12月に卒業式、ということになっている。

そして、今日ようやく懸案事項だったテストの発表があった。必要以上にテストを受けて、落とそうが何しようが、単位数をともかく揃えればよかった日本の大学と違い、また、レポート等で下駄を履かせてくれるものでもなく、一年分、一発勝負のなかなかスリリングなテストであった。

一方で、これに懸かっているものといえば、London残留。ビザの更新のためにLL.Mのdegreeが必要と言われたのが、テストの直前。もっと早く教えてくれよ、と思いつつ、急に必死になったほろ苦い数ヶ月前の思い出がある。万が一落とせば強制送還!?という事態もあり得たわけで…。LL.Mの学位を取れなかったという話は聞いたこともなく、もしそうなれば前代未聞の事態。そうなったらどうするかな、などと、あれこれしょうもないことを考えつつ、掲示されている発表を眺めた。

合格発表というものは、毎回、結構いやな緊張感があるものだ。日本の大学に受かったときは、「これでもう最後かなぁ。」なんて思ったものだが、甘かった。むしろその後に経験した合格発表の方が多いのではなかろうか。

さすがにこれで最後かなという気はするが、何はともあれ、無事卒業の運びである。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-11-19 22:11 | LL.M.

LL.M.終了。

今日、最後のテストを受け終えた。卒業式は12月頃というinternational studentsを無視した設定になっており、まだ先のことだが、今日で実質的にはLL.M.のコースは終了ということになる。

これまで、LL.M.に関するレポはあまり残してこなかったが、final examも終ったということで、折角なので、今日受けたInternational Comparative Insolvency Lawについて触れておこうと思う。

I. Fletcherというこちらの倒産法の権威と言うべき教授がレクチャラーであった。開講の当初に、「昨年は多くの学生がpassも危うかった。」という脅しもあり、多くの学生が論文に流れたため(15000 wordsの論文か試験かの選択が可能。)、試験を受けたのは、私も含めて2人というチャレンジャーのみであった。

この科目は守備範囲が極めて広いということも、多くの学生が論文を選択した理由だったのかも知れない。Comparative Insolvency Lawの方は、UK,US,Australia,China,Franceといった幾つかの国のrescue, reorganisationを比較しつつ学ぶというもの。日本法の、会社更生法及び民事再生法がこの類に該当する。日本で直接外国法のアドバイスをすることのない私にとっては、一外国の倒産法を濃く学ぶよりも、常識を増やすと言う意味では、広く浅く各国のresucue, reorganisationを理解することは有益であったと感じる。

一方のInternational Insolvency Lawについては、英国のcross border insolvencyにおける法の錯綜が、守備すべきを広めていた。例えば、ドイツで設立された会社が、ドイツだけに留まらず、フランスでもビジネスを行い、それに際して、ビジネスの遂行のために、イギリスの銀行からファイナンスを受けていたとする。この会社がinsolventに陥ったとき、どの国の裁判所が倒産手続を遂行し、どの国の法律が、どの範囲で適用されるか。また、仮にドイツで主たる手続が行われるとして、他国に対してどのような援助を求められるか、仮に、ドイツとイギリスで手続が併存した場合にどのような調和を図るか。このとき、英国の視点で見た場合、4の法源がこれに関与する。一つは、common lawによるgeneral rules。長い歴史が作り出した判例の集積である。一つは、Insolvency Act 1986のArticle 426が定める援助に関する条文である。そして、いまひとつは、昨年施行されたばかりの、Cross-Border Insolvency Regulations 2006、最後の一つは、概ねEU諸国に適用されるEC Regulationsという奴である。適用関係とその基準などを整理してしまえば、すっきりするのだが、その過程がパズルのようで頭の体操になる面白いものであった。ということで、詳細は省略。。。汗。

何はともあれ、London生活を楽しみつつ、充実し、満足できるLL.M.の1年であったと感じる。そして、この後Londonの法律事務所でのsecondmentの期間が始まるまで、しばらくは…。十分遊んできただろうというご批判はもっともであるが…。

バカンスということになる…。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-09-07 14:36 | LL.M.

LL.M.の友人達と再会。

先日、ヨーロッパを旅行中のアメリカ人の友人からテキストが入り、食事の約束をしていた。ネイティブの余裕からか、昨日になってようやく、6週間のドライブとセーリングからLondonに戻り、今日からテスト勉強を始めるという。

当日になってテスト会場が見当たらないという事態は避けたいので(ロンドン大学のLL.M.は、2006/2007の学生まで、幾つかのカレッジで授業を共通に設けており、そのためか、普段授業が行われる場所とは異なるところでテストが行われる。この制度によって、学生には100に近いコースの選択肢が与えられる。どの国のLL.M.を探してみても、これほどのクラスを提供しているところはない。学生の側から見れば、極めて有意義なものであったと感じるし、これが終了してしまうのは、勿体無いことだと思う。短期的な各カレッジの思惑はあるのだろうが、職歴ある学生がこの大学のLL.Mに魅力を感じていたのは、この選択の幅、とりわけコマーシャル科目の充実ぶりであったはずで、今後各カレッジがどのような道を見据えているのか、気になるところである。)、その下見がてら、図書館に出向いた。案の定、古いLondonの街並みに自然と収まっている建物であり、従って、一目でそれとわかる学校の施設、カンファレンスセンターのようなものではなく、辺りを右往左往して発見することができた。

アメリカ人の友人と合流し、同じクラスを受講していたドイツ人、ルーマニア人の友人らと、近くのカレッジの学食でランチをとる。授業が終了してからのホリデー(だったのだろうか…。)をどう過ごしていたかということを中心に、他愛ない話であったが、久々に顔を合わせた懐かしさと相俟って、癒されるひと時だった。

その後、「勉強は図書館よりも家で這い蹲るタイプ。」、という私には久しぶりの図書館。夕方まで過ごし、友人と軽く夕食をとって、幾つかの情報交換をした。

しばし味気ない日常の中にあって、何をしたということでもないが、充実感のある1日だった。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-07-30 09:02 | LL.M.

End of Term Dinner。

今週でLL.M.の授業が全て終了する。

仲良くなったドイツ人留学生から、「学期の最後に集まってディナーをしない?」というお誘いを貰ったので、出掛けることにした。ドイツ人は、真面目で几帳面というイメージが私の中では強いのだが、彼女もまさしく、そんな人。そして、強烈なリーダーシップを発揮する、というわけでもないのだが、控えめで、かつ、他人に気を遣いつつ、それとなく、人を纏めていくことのできる、そんな魅力的な人である。

さて、出向いたRussel Sq.近くのイタリア料理店には、オープンテラスの席に総勢35人が集まった。このコースは、授業の場所も様々なため、選択している科目が異なれば、日常出会う機会もない。ファイナンス科目を専攻している私の場合、知財科目やメディア関係などを専攻している方とは全く会うことがない。そんなわけで、LL.M.の終盤でありながら、今日も、初対面の出会いが多かった。

35名の構成は、イタリアからの留学生が、最大で5,6名、USが2,3名、あとは各1名といった様相。勿論、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ロシア、ルーマニア、エストニア等のヨーロッパ諸国からの留学生が多いのだが、カナダ、ブラジル、チリ等のアメリカ大陸、ナイジェリア、南ア等のアフリカ諸国、ヨルダン等ミドル・イーストと、世界各国の法曹(またはその卵)が顔を揃える。ちなみに、東アジアは、どういうわけだか、私1人だった。

「俺、今日誕生日なんだ。」

と言いながら、

「酒が飲めない。(宗教上の理由。)」

という、ヨルダンからの留学生の周りで、

「お前のために乾杯してやる。」

と、陽気なイタリア人、チリ人、ブラジル人らと、赤ワインで乾杯して始まったディナーは、深夜まで続いた。「うちの国は、パブリック・ローとプライベート・ローで法体系が違って分かりにくい。」と真剣に語る、ケベックから来たカナダ人の話に耳を傾けつつ、「働くのはミラノが良いけど、女性はローマが良い♪」という陽気なイタリア人の話にも、しっかり、センサーを傾け、「どこでもいいからこっちに残りたい。稼いで帰るんだ!」というチリ人の話に、貨幣価値の違いを改めて感じる。いつもながら、興味深い話が多い。

そして、強くもないが、酒の席はやはり大好きだ。

一方で、もうすぐこのコースも終ると思うと、寂しい感じもある。1年はとても短い。やはり日本という国は遠い。興味はとてもあるけど、行ったことがあるという者は、ほとんどいない。ヨーロッパの留学生達は、LL.M.が終了して国に帰っても、またお互いに会う機会が十分あるだろうが、遠い国から来ている者はどうだろう。Keep in touch!!なんて言いながらも、この中の何人と、連絡を取り合ったり、再会したりできるだろうか…。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-06-06 22:37 | LL.M.

もう少し充実させたいこと。

もう少しで、London生活も早1年になる。

希望してやってきた地で、望んだことを大概やってきているという自負はある。勿論、その過程で多くの方にご協力頂いたり、ご迷惑をお掛けしてきたということも確かであり、感謝の念にたえない。

振り返ってみて、それでも、やや、やり残してきているかな、と感じることに、LL.M.の学生達との付き合いというものがある。正直、日本人を含めアジアからやって来ている方々との付き合いが楽であることは否めず(勿論、彼等との出会いや、付き合いが貴重なものであったことは、これまでにも何度か記してきた通りである。)、つい、そちらの方に流れがちだったようにも感じる。また、LondonのLL.M.で学生達との付き合いを深めることが難しい要素として、一週間で、4コマのみを選択、その授業のみに出掛けるというのが基本的なスタイル、ということがある。ディスカッション形式の授業も皆無に等しく、皆で何かをするということもほとんどない。従って、意識的に行動しない限り、そのクラスでのみ顔を合わせ、プライベートに話をする機会も授業前後の短い時間しかない。

最近になって、ようやく、ヨーロッパの学生達とのプライベートな付き合いが増えてきたように感じ、そして、そのために、勿体無さを改めて感じざるを得ない。

そんなわけで、今日も、友達のアメリカ人の誘いに乗り、ブルガリア、ロシア、ルーマニアからの留学生と、中国系ブリティッシュと食事に出掛けてきた。LL.M.卒業後のそれぞれのビジョンや、法制度の違いなどについての、学生らしいやや硬めの話題も、大変興味深い。そして、ルーマニアやブルガリアのお国事情を、その国の友人から伺うことは、私の更なる旅の意欲を掻き立てる。来期のCL finalが行われるモスクワの安全事情も生の声で仕入れることができる。

残り少なくなったLL.M.の生活をもう少しだけ充実させたいと感じる。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-05-29 23:57 | LL.M.

Private International Law

Legal Aspects of International Financeというコースの2コマが、この、Private International Law(国際私法)というテーマにあてられている。

さて、このテーマ。例えば、日本の企業は、日本国内だけで完結したビジネスを行っているとは限らず、海外に支店を持ち、海外との取引があり、海外に債権者、債務者、不動産を有する。諸外国の企業を見ても同様である。

クロスボーダーの取引が行われれば、企業にとって、予測可能性という意味で、重要になるのが、当該案件において、問題が生じたとき、どの地の裁判所で裁判を申し立てることができ(裁判管轄)、どの地の法律が適用されるか(準拠法)、ということである。これを規律するのが、Private International Lawというもの。ちなみに、裁判管轄に関しては、国内においても類似の問題を生じる。東京地裁なのか、大阪地裁なのか、その他都道府県の地裁なのか、等々。

個人的には、パズルのような発想があって面白いと感じるテーマである。しかし、日本では、国際私法は、それほどの重要性を持って取り扱われていないように感じなくもない。勿論、契約書には規定するのだが、ボイラープレートの1つとして、当然の如く収まっているという側面も否めない。アドバイスを求められることがあっても、例えば、準拠法をNY法にするのと日本法にするのとでどちらが良いかという、比較的ジェネラルな問われ方であることが多い。

一方、こちらでは、日本で仕事をしていたときに感じたものよりも、比較的重要なテーマとして捉えられているように思う。日本人の我々が感じる以上に、国境という垣根が低いということなのだろうか。勿論日本でもクロスボーダーの取引は、日常化しているが、程度問題でいえば、さらに、日常的かつ身近であるのかもしれない。この辺りの感覚は今度こちらでビジネスに携わる方に伺ってみたいと思う。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-05-10 20:21 | LL.M.

キャンパスにて。

数時間の仮眠の後、夕方からの授業に出席。

実務家によるレクチャーとあってか、18時-20時という遅い時間。ただ、今の時期はサマータイムということもあり、18時でも、キャンパスはこの通り、明るく、心地よい。21時近くまで陽が残っている。
c0105551_7585141.jpg
c0105551_759069.jpg
c0105551_759850.jpg
c0105551_7591771.jpg

これがサマータイムの終るころには、4時を過ぎれば暗くなるから、真っ暗の中、授業に出て行くことになり、不快である。

さて、今日の講義はTrustの話だった。ユーロボンド等の絡む仕事でよく出てきたものであるが、基本的には英国法資格の弁護士に委ねる部分。とはいえ、もう少し分かっていれば面白いか、と思っての受講。但し、2コマで何か深まったかと言えば、どうだろうか…。薄く広くやる実践的な科目よりも、担保等の基礎法を比較的深く学ぶ方が面白いと感じる。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-05-03 21:45 | LL.M.

3rd Term開始。

一月以上に渡るspring breakが終わり、今週、ようやくfinal termが始まった。

一方で、US law school留学組の友人達からは、final examで大変だよ、という報告が入る。

友人達とメールやskypeで連絡を取り合っていると、USとUKではLL.M.にも多岐の違いがあると感じる。

例えば、期間(9ヶ月くらいのUSと12ヵ月のUK)、学費(USは概ねUKの2倍)、exam(USが学期ごとであるのに対し、UKは通年、1科目3時間で4本のessayというのが、日本人には過酷である。)。

そして、そんな枠組みもそうであるが、授業風景やソフトの面でも、だいぶ異なると感じる。ソクラテス式の講義形式がとられるUSに対して、UKは日本同様のレクチャー式。レクチャラーがご自分のノートを読み続けているような眠い授業も間々ある。USでは常識の、PCを前にして授業を受けるなんてことも、UKではごく少数派、少しのアメリカ人くらいのものだ。case bookが配布されるUSに対して、UKではmaterialの配布がないので、授業の度に、research、down road、& print outの必要に迫られる。提示されるreading listは勿論膨大なため、当初かなり面食らった。

ただ、こんな違いは、些細な事。一度しかないだろう海外生活。行きたい、住んでみたい場所優先で決めた留学先。現状、結果オーライの満足感は得ている。

「さあ最終学期だ。」という身の引き締まる想いは…、さしてない。今後も淡々と1日1日を大事にしたいということだけである。

「ギリシア辺りから地中海をSailingしてきた」という、分かり易い日焼け顔の道楽アメリカ人、「national bar examが…。」と泣き言をいう、真面目なイタリア人(日本での仕事で関わったイタリア人弁護士たちと違って真面目なイタリア人がこのLL.M.には多いと感じる。結局は人ということか。)らと、それぞれの休暇の過ごし方を交換して、first weekは過ぎていった。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-04-27 21:25 | LL.M.

休講。

ロンドン大学のLL.M.では、とりわけ、私が取得しようとしているBanking and Financeの学位を得るためのコースでは、ロンドンのメガファームの弁護士が教えにきているため、夜に授業があったり、講師の都合で休講になったりすることがあります。

昨晩、legal aspects of international financeという授業の予習をするべく、大学のwebを眺めてみたところ、講師が仕事でインドにいるために休講になりますとの通達。ちなみに、この科目は、loan、bond等の基本的なfinanceの法律、契約書の条項等から、securitisationやらproject financeやらの若干応用的なことを学ぶ科目です。私が日本で取り組んできた仕事柄、とっつきやすい科目でもあります。

それはさておき、十分な時間ができてしまいました。

ひとまず、そろそろ予習だけでなく、地道に、少しでもこれまで学んだことをまとめていこうと思い立ちます。前に書いた記憶もありますが、USのロースクールと異なり、UKのロースクールでは、一年を通して選択した科目を学び、一年後に試験がやってきますので、一夜漬けという技が使えません。そして、日本人の弁護士にとって、留学先の主流は、やはりUS。それだけに、これが良い面(純粋に助かることは否めません。)も、悪い面(楽をしてしまう。)もあるかと思いますが、先人が積み重ねてきた日本語ノートなんてものもありません。頼るものがないということは、良いことでもあります。特に、私のように利用できるものは、利用したいと思ってしまうタイプの人間には。こんな要領の良さは時として非常に上手くいくときもあれば、それによって失っていることもあることは自覚しています。

そんなわけで、今日はInternational Insolvencyという科目に取り組みました。例えば、一口に「英国の会社」といっても、様々な形があります。英国法に基づいて設立された会社。英国に事業の拠点がある会社。英国に登録のある会社。そして、その「英国の会社」は、「英国外の会社」と取引をし、英国外に支店を持ち、英国外に財産を所有していることもあります。さて、その「英国の会社」が倒産するとしたら、どこの国に管轄があるでしょう、どこの国の法律を適用するでしょう。そんなことを学ぶ科目です。

ということで、本業のLL.M.というカテゴリーがあまりにお粗末な状態でしたので、久しぶりに真面目な話でした。
[PR]

  by gentlemandinner | 2007-02-01 18:55 | LL.M.

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE