カテゴリ:london life( 144 )

 

旅と食とLondon。

久々に、そして、今回は旅行者として訪れたLondon。

旅をするとき、主にはその地の街並みや文化的催しを期待して訪れるのだが、それと共に、旅を楽しませてくれる大きな1つの要素にその地の食と酒というものが欠かせない。

残念ながら、それがLondonという街ではあまり期待できない。

この街で暮らす多くの日本人だけでなく、東京に暮らすイギリス人の友人達にとっても、「外食は日本が素晴らしい。」というのが共通の認識だろう。確かに、久しぶりに日本に帰ってみると、和食に限らず、フレンチ、イタリアン、B級グルメ、何をとっても、どんな店に入ってみても、最低限のクオリティを維持しているし、ハズレがない。美味しいと言われる現地のイタリアンであっても、やっぱり東京のイタリアンが美味しいと感じる。日本人好みとか、そういうことを抜きにしてもやはり、東京のイタリアンが一番美味しいと思う。

そして、、、。

少なくとも出てきた瞬間に食欲が吹き飛んでしまうようなひどいものが出てくるようなことはない。ここに、コストパフォーマンスという要素が入ってくればさらに日本の外食産業の素晴らしさが際立つことになる。

一方で、Londonでの外食は、期待値が低いからこその特別感や発見があって面白い。中華街は決して美味いとは思わないが、バングラディシュ人街やOld Streetのベトナム人街では、コスト込みでマルが付けられるし、FarringtonにあるParisのワインバーを想起させるブラッセリーでは、シャンパーニュやワインと鴨料理のマリアージュが絶品と言える。いずれも友人に連れていってもらったのであるが、共通するのは「Londonでもこういうものが食べられるんだ。」という驚き。

翻って、東京では、期待値以前にスタンダード基準が高く、却って感動と言うものが薄い。元来美味しいものには目が無いので、美味しいと薦められ、あるいは誘って頂いて出掛けたりしているけれど。確かに素直に美味しいと実感するが、期待の範囲内であることが多い。また、お気に入りだったレストランがミシュランの星がついたために予約が取り難くなっていたりして残念に思うこともある。

ヨーロッパで星のついたレストランに何度も行ったわけではないが、現地での星はなんと言うか、特別なのだ。日本のレストランは、それに照らしてみて、確かに多くのレストランに星がついて不思議ではないし、世界で一番多くの星を得た国であることも当然だと思うのだが、その基準に達しているはずのレストランはそれ以外にも数多い。そこの差はそんなに大きなものではないはずだ。

などと、今回も食に対する期待なく出かけた街であったが、PiccadillyのOyster Barは、「どうしてサンドウィッチ、ローストビーフ、挙句はfish&chipsばかりを食べているイギリス人が生牡蠣を意外と好んで食べるのか?」という疑問を感じながらも、雰囲気の良い気さくなvenueで、昼間から美味しいワインを楽しめたし、最近リニューアルしたばかりのMayfairにある老舗ホテルのフレンチは、数年のうちに星を獲得するであろう、味、雰囲気、サービスの揃った素晴らしいレストランだった。

と、まあこんな感想も、訪問者という立場で訪れたからこそなのだろうが…。
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  by gentlemandinner | 2008-11-01 17:57 | london life

久しぶりの訪問。

3ヶ月ぶりのLondon。

前夜、LAの事務所への就職を決め、東京の事務所を去る、同僚でもあり親しい友人でもある仲間の送別会に出向いた。久々に会う同僚や諸先輩方との、楽しくもあり、些か感傷めいた気分にもさせられる会だった。

そのまま、ぼーっと残る感傷と酒の匂いを感じつつも、旅立ってやってきたこの地。

暗い、寒い、雨。そういえば、そんなところだった。離れて経った3ヶ月は長いのか短いのか、よくわからないが、懐かしさを感じる静かな街である。

東京からやってくると美味しいものなんて期待すらしないし、地下鉄ものんびりとしか動いていないけれど。やって来てほんのりとした安心感があるのは、迎えてくれる友人達がいることと、通りを行き交う見知らぬ人達の小さな親切だろうか。
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  by gentlemandinner | 2008-10-19 21:13 | london life

帰国。

今日、2006年の6月から2年余り生活してきたLondonの街を離れ、帰国します。
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このLondonの雲が厚い空は、疎ましく感じる方も多いようですが、私はこの雲の連なりによって遠近感が強く映し出される景色が好きでした。晴れ間のみえる空がこんなにも清々しい気分にさせてくれることを、30数年生きてきて始めて知ったような気がします。

そして、2年という歳月は、それを前にすれば長いようでいて、過ぎ去ってしまえばとても短く、この期間に起きた様々な事象は、Londonの空のように、一喜一憂させられることの連続でした。今後それをどう生かしていくか、しばらくゆっくり考えることとして、「喜」「憂」共に全て貴重な経験であったと感じています。

これまでも環境の変化に際しては様々な想いを抱いてきましたが、今回もまた色々な感情が行き交いしています。新たな生活への楽しみや、後ろ髪ひかれる想い、様々ありますが、ひとまずは、自分らしく、何事にも正面から向き合って、頑張っていこうと思います。


Londonでお会いし、お付き合い頂いた皆さん、ありがとうございました。皆さんとのお付き合いは今後も続くものと信じています。皆さんの帰国の際、あるいは、再び私が訪れました際に、また美味しい酒を飲みながら、楽しい話を致しましょう。私もそんな話ができますように、試行錯誤しながら頑張っていきたいと思います。

同じく海外留学・研修中の皆さん、東京でこれまでお世話になってきた皆さん、遠方から色々と貴重なアドバイスや励ましを頂き、ありがとうございました。東京で、あるいは海外で再会できますことを楽しみにしております。
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  by gentlemandinner | 2008-07-14 13:00 | london life

スキミング!?

(各種旅行・イベント等の記録は追って更新する(かもしれない…。)として…。)

我が身に降りかかって来ないと、他人事でしかないものというのはよくある。

クレジットカードやデビットカードの不正使用というものも、毎年膨大な数字に上るというような記事は、新聞紙上で何度となく目にしているが、まあ、あまりピンとこないし、まさか自分が被害に遭うとは思わない。

ちょうど友人たちが企画してくれた、自身の送別会で、すこし感傷的な気分に浸りつつ、楽しい酒を飲んでいたそのとき、自分のHSBCのアカウントから、誰かがお金をごっそり(といっても、遊びすぎの私の口座には、さしたる金額は残っていなかったのだが。)抜き取っていたとは。

気付いたのは翌日、ネットバンキングで口座残高を確認したときのこと。「ないとは思ってはいたが、こんなになかったっけ?」と、取引履歴を確認して見ると、16日のうちに同じエリアのATMからARSという略語の通貨で10回くらいに分けて引き出されていた。

調べて見るとARSというのはアルゼンチンペソ。つまり、アルゼンチンのATMから引き出されたというわけだ。カードだけでなく、どこでPINを取られたのかも全く不明。勿論PINは私の頭の中にあるのみ(のはず。)。1日で引き出せる限度を超えて引き出されているのもどういう理由だか不明。そして、何故にアルゼンチン?

ひとまず、カードは破棄して、銀行の調査に委ねたところ…。

皆様もお気をつけください。
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  by gentlemandinner | 2008-06-16 23:32 | london life

Twelfth Night。

前回、雨で公演途中での打ち切りの憂き目に遭った、Regent's Park野外劇場での観劇は、12夜。
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今回は、快晴という天気に恵まれ、気温も比較的高い絶好の野外観劇日和。空席も見受けられるところから見ると、天気を見ながらふらっとやってくるのが正解なのかもしれない。

前回で学び、今回はワイン持参で、飲みながらの観劇となる。こういったカジュアルな雰囲気が野外鑑賞の良さなのだろう。
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喜劇に位置づけられる12夜は、コミカルでハッピーエンド。楽しい中に終演を迎えるストーリーが、つかの間に訪れたlovelyな陽気、雰囲気にマッチしてよい。
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  by gentlemandinner | 2008-06-10 19:48 | london life

イタリアンでの送別会。

古くからの友人の上司の方を囲み4人で食事をした。venueはVictoriaにある日本人好みのサルディーニャ料理のお店である。

この方は、友人の上司とあって、年齢的にはだいぶ上の方であるが、Londonで初めて競馬に連れて行って頂いたときにご一緒させて頂いて以来、ゴルフに連れて行って頂いたり、先日出掛けたコンサートで出くわして、こちらから食事にお誘いしてみたり、親しくお付き合いさせて頂いた方である。

これまでも何度か書いてきたが、こうした風に、仕事上の繋がりや、年齢を気にすることなく、親しくお付き合いさせて頂きやすい環境がこの街にはある。

そして、バックグラウンドが異なり、経験値の違う方々とのお付き合いは、色々と勉強させて頂くことが多い。今回、この方の送別会ということであったが、東京に帰ってからも是非お付き合いを続けさせて頂ければと思う。
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  by gentlemandinner | 2008-06-09 19:47 | london life

Gustavo Dudamel。

20代半ばのとても若い指揮者。この方の独特の指揮は、存在感があって、やりたいことがとてもわかりやすい。

曲目はこちらで、いずれも、会場の拍手が長く続くに相応しい演奏だった。

Brahms Piano Concerto No. 1
Shostakovich Symphony No. 5

ところで、元々クラシックに造詣の浅い私なので、知らなくて当然と言えば当然であるが、Shostakovichという方の音楽は、こちらに来るまで多分、一度も聞いたことがなかったように思う。

それが、この一連の音楽鑑賞の中で何度か聞く機会があって、なぜか、毎回印象に残っている。概して、暗く重い雰囲気のものが多かったように思うし、個人的に特に好きな部類の曲というわけでもないのだが。

今日の交響曲5番も、彼の代表的な作品の1つだそうだが、Dudamelの熱の入った指揮に導かれて、強く印象を残してくれるものだった。
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  by gentlemandinner | 2008-06-05 22:55 | london life

Romeo and Julliet。 in Regent's Park

もう季節は初夏といってよいはずだが、Londonは雨が降ったり、寒かったり。Londonらしい天気と言えばその通りである。

しかし、この街では、他のヨーロッパの街と同様、夏の訪れと共に、何かと野外でのイベントが目白押しになる。テニス好きの人にとっては、もう少ししたら始まるWimbledonのテニスコートで、ボールボーイ・ガールたちが、雨よけのシートを掛けたり、外したりを繰り返すシーンを良くご存知のことと思うが、この街の天気は、夏といっても野外イベントに向かない。

と思うのは、Londonerになりきれていない日本人だからだろうか。頻繁に雨が降るとはいえ、日本のように一日中雨が降り続くことは珍しく、降雨自体、light showerであることが多いせいか、この街の人は、雨が降っても傘を差す人は少なく、皆平気で濡れて歩いている。

今日も、この時期バラ園で有名なRegent's Parkでの野外劇Romeo & Jullietを観に出掛けたのだが、雨のしたたるLondonらしい天気に憂鬱。しかし、周りに集まってきている人達は中止になるなんて、想像すらせず、食事をとり、お酒を飲んでいる。
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そして、雨の中、舞台を雑巾で拭いて、普通に開演。
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レインコートを着て、寒さに震えながら、眺めていると、中断。そして、今日はこのまま降り続きそうだからということで、今日の公演は中止に。

昨年の公演実績94%とというから、よほど運が悪かったのか、それとも、この雨の中最後まで見続けさせられることなく、振り替えられたのはラッキーだったのか。
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  by gentlemandinner | 2008-06-03 23:13 | london life

Wedding Reception。

London郊外でのイギリス人カップルのwedding receptionに誘って頂いた。

場所は、London-Waterlooの駅からPortsmouthに向かって電車で1時間ほど行った小さな駅からtaxiで20分ほどのMidhurstという本当に小さな街。ここまで来れば、もうすっかり緑に囲まれた綺麗な田舎町である。

7時半スタートと聞いていたが、いつ始まるのかよく分からない。日本の結婚式や披露宴とその2次会と決定的に違うのは、ゆったりとした時間の流れだろうか。

分刻みでスケジューリングされて、追い立てられるかのように進行していく慌しいスタイルと異なり、のんびりとおしゃべりをし、ドリンクを飲み、始まりを今か今かと待っている風でもない。
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気付けば、バンドの音楽が始まり、徐に新郎新婦が二人の世界に入って踊りだす。
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聞けば、1st danceという奴らしい。それにしても、長身細身のイギリス人カップルが踊っていると、こうも絵になるものか。

1st danceが終われば、後は、イベントらしきものは何もない。徐に踊りだすカップルもいれば、飲んでおしゃべりを続けるものもあり、ただただのんびりと時間が過ぎていく。

会費みたいなものもなくて、drinkはbarで勝手に買って飲む仕組み。呼ぶ方も呼ばれる方も、ある意味気楽である。

身の丈にあったやり方で、ゆっくりと時間を過ごす。話に聞いてはいたが、こういうスタイルのwedding receptionというのは、何だか素敵だ。

おふたりの人柄か、集まっておられた方々も落ち着いた楽しい話のできる素敵な皆さんで、ゆったりと良い時間を過ごすことができた。

何だかこちらまで幸せになれる素敵なreceptionだったと思う。
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  by gentlemandinner | 2008-05-30 23:41 | london life

同僚たちを囲んで。

元London在住の同僚からの「29日に行くから、大勢集めてわいわいがやがや系の飲み会してくれない?」という指令を受けて、友人と共に飲み会を企画した。といっても私は人集めに一役買ったくらいで、venueなどのアレンジはいつもながら友人にお任せであったが。

場所は、Tower Bridgeのそばにあるちょっとしたヨットハーバーの前のちょっと良い雰囲気のパブであり、いつもながら、友人のvenue選びのセンスには頭が下がる。

久しぶりに会う数人の同僚たちは、長旅のせいであろうか、幾分疲れも見えるが、元気そうであった。

そして、初めて会う人も含めての、わいわいがやがやの飲み会は、これまでもこの地でよくやってきた飲み会のスタイルである。大体にして、自分の大切な人、素敵な友人を連れてこられるので、また会いましょう、という感じで人の繋がりが広がっていく。

もう少しで、Londonに来て丸2年。職種年齢を問わず、色々な人に出会って、様々な刺激を頂いた。

人との出会いは、旅行やサッカー、音楽といった娯楽に劣らず、この地での刺激的な生活を演出してくれたと思う。
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  by gentlemandinner | 2008-05-29 23:20 | london life

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