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マグナムな会!? in Green Park。

マグナム=火薬量を増加させた強装弾、又は、それを使用する銃器の名称。

そんなものを、若者がフットボールやらクリケットを楽しむ、Londonのど真ん中の公園(バッキンガム宮殿の傍)で???
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さすがにあり得ません。

マグナム=シャンパンのボトルサイズ(1500ml)でもある。すなわち、通常の2倍の大きさのボトルを意味する。ある意味リボルバー級である。

今回、私自身は初参加ながら、第3回「マグナムボトルの会」。シャンパン、ワインなどに精通される方の、ふとした疑問、「通常ボトルに入ったシャンパンよりも、マグナムボトルに入ったシャンパンの方が美味である。これは真実か否か。」を検証する、という、若干高尚な命題のもとに行われてきた、ただの酒好きの集まりである。

とは言え…。

『シャンパンのマグナムには最良の物が詰められている。』 (ヒュー・ジョンソン氏)

ちなみに、シャンパンボトルのサイズには以下の種類があるらしく、大き過ぎても小さすぎても最高の味わいを熟み出すことができないのだそうだ。

1/4ブティユ (188ml) :キャール「Split (Quarter bottle)(英)」
1/2ブティユ (375ml) :ドゥミ・ブティユ「Half bottle(英)」
1ブティユ (750ml) :ブティユ「Fifth(英)」
2ブティユ (1500ml) :マグナム「Magnum(英)」
4ブティユ (3000ml) :ジェロボアム「Jeroboam(英)」
6ブティユ (4500ml) :レオボアム「Rehoboam(英)」
8ブティユ (6000ml) :マチュザレム「Methuselah(英)」

では、何故マグナムが最良か。

正直、よう分かりませんが…。

通常ボトルとマグナムのコルクは同じ大きさ。ジェロボアム以上になるとコルクも大きくなる(恐らく、炭酸の圧力に耐えられなくなるためだろう。)。出口が小さい割りにボトルが大きく、炭酸の、「うーーーん、外に出してくれ!!」という頑張りが「ちょっと凄い!!」らしく、それによって、気泡がより繊細。まろやかな中に濃くを感じることができるというわけ(らしい。)。

今回は、シャンパン党のアレンジャーが選んできてくださったAutreauのPremier cruという一品を飲み比べることに。
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Pinot NoirとChardonnayが50/50という珍しい銘柄らしい。家族経営であまり流通していない品だそうで、ご本人も呑んだことがないという貴重なもの。

実際、明らかに違う、コルクが飛んだ高さ(笑)。

そして、気泡の繊細さ。

味は、濃くのあるしっかりしたもので、その程度がマグナムの方が明らかに強い(感じがした。多分…。)。

そして、まあ、当然と言えば当然。ただの飲み会となって、皆でプリティーウーマンをしてみたり。
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9時を過ぎても薄ら明るい公園で、楽しいひと時は過ぎていった。
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  by gentlemandinner | 2007-06-28 23:48 | london life

Wimbledon is Wimbledon。

言わずと知れたグランドスラム4大会のうちの1つ。とはいえ、中でも最も古い歴史を持ち、120年以上に渡る伝統を持つこの大会は、芝のコートで開催される唯一の大会であり、そのためにtourのrankingとは異なる独自のシードが付けられ、白のウエアが義務付けられるなど、特別な格式を持つ。イギリスの方が、4大大会の1つの大会というのでなく、"Wimbledon is Wimbledon"と、誇りを持って言い切るのも頷ける。それを反映してか、いわゆる"ネットダフ屋"のレートを見ても、この大会のチケットは、他の4大大会に比して一際高額で流通している。

知人を頼ったりしながら、情報を仕入れてみると、正規でチケを手に入れる手段はいくつかあるようだ。

一 1年程前の売出期間中にアプライする方法。
一 当日売り出されるチケを求めて朝早くから長蛇の列に並ぶ方法(General Admission, Centre Court, No.1 Courtと種類がある。)。
一 途中で帰宅する人が残していくチケをリセールで購入する方法(影で取引するものでなく、Box Officeで購入する。)。
一 ネットで購入する方法。

ネット購入は、翌日のチケが、一定の時間に、少ない数ながらリリースされるようで、今回はタイミングよく、これでCentre Courtのチケを手に入れることができた。ちなみに、チケを求める列は、夕方6時を過ぎても、この有様。2nd weekになれば、さらにチケの入手は困難を極めるだろう。
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Centre Courtのチケとは言え、General Admissionも兼ねているため、Ground Courtの試合は自由に見ることができる。

今日(大会2日目)の最初のお目当ては、Daniela Hantuchová (Slovenská Republika / No.10)。
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2002年の全英、全米、2003年の全豪でのQF進出が、グランドスラム大会での最高成績ながら、そのルックスとスタイルに加え、時に切れやすく、人間臭い一面を見せるプレースタイルから、人気も高く、もちろんマイフェイバリットでもある。今日はそんな一面も見せず、6-0,6-1で完勝。
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続いては、隣のコートでプレーしていたMarat Safin(Russia / No.26)。
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2000年に全米でPete Sampras、2005年に全豪でLleyton Hewitt、それぞれ開催国の強豪を決勝で破って優勝。メンタルコントロールに難ありつつも、恵まれた体格から繰り出される豪快なプレーがファンを魅了する。

Centre Courtでの試合時間が近づいたために、切り上げてCentre Courtに向かう。
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その第1試合は、昨年の女子シングルスの覇者Amélie Mauresmo(France / No.4)。
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昨年、女性では珍しいシングル・バックハンド同士の対戦となったJustine Heninとのファイナルを制して、Wimbledonのタイトルを獲得。つい先日も前哨戦となったイーストボーンでの大会でこの2人はファイナルで顔を合わせ、Heninが優勝している。今大会もこの2人が女子シングルの中心にいることは間違いなさそうだ。今日は6-1,6-3で快勝。
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第2試合は昨日3-6, 6-1, 7-5, 2-6, 5-5で日没サスペンドとなったCarlos Moya (Spain / No.25)と地元イギリスのTim Henmanの一戦。
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かつては1998年、1999年、2001年、2002年にSemi Final進出を果たした英雄も、今年に至っては、出場したほとんどの大会で1st roundで姿を消すなど、いつの間にか、rankも78まで落ちていた。

ファイナルセット5-5から再開されたゲームは、お互いにサーブゲームを落とせば即敗退に繋がる緊張の中、圧倒的な地元の声援を受けるHenmanがかつての輝き、サーブ&ボレーを貫き、Moyaも負けじと鋭いリターンを返して食らい付く展開。
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タイブレのないファイナルセットは、13-11という壮絶な展開となり、根負けしたのは、地元の大声援に屈したMoyaの方。気の毒でならなかった。
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グランドスラムのタイトルホルダー(1998年全仏)には寂しすぎる1st round敗退となってしまった。

さて、Centre Court外でも注目選手がいるので、慌しい。

売出中のイギリス人Katie O'Brien。
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どうなんだろう…。

Juan Carlos Ferrero (Spain / No.20)は、生でみるとやはりイケメンである。Rafael Nadal PareraやMoyaと同様、クレー王国Spain出身の彼もまた、2003年に全仏を制している。
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行ったり来たりだが…。Centre Courtに戻る。つい先日の全仏でRoger Federerを圧倒して3連覇を果たし、芝のサーフィスでも王者に土をつけることができるか、が今大会の注目。クレーコートの連勝記録「81」(この記録を止めたのは、やはりライバルのFedererだった。)を持つRafael Nadal (Spain / No.2)の登場。
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サウスポーから放たれる破壊力抜群のフォア。
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以前に比べて、サーブも少し攻撃的になってきたようにも感じる。
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7月8日は、やはり彼等の顔合わせとなるだろうか。

再びGroundレベルに戻って、18番コートのAi Sugiyama (Japan / No.26)。
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それにしても、美しい芝である。ボールを蹴ってみたい衝動に駆られる。違うか…。
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既にベテランの域に入っている彼女。落ち着きと気合を感じる試合だった。
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6-3、6-2で地元の新鋭に快勝。

最後に、No.1 Courtのチケは持っていなかったのだが、この人の試合を覗き見に…。「写真を撮るくらいなら、構わないよ。」と、少しだけ入れてもらえた。こんなときは、大概融通が利くのがこのお国柄。わざわざ足を運んだファンを、紋切り型の運用でつれなくあしらうことはまずない。
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テニスは、大学の一時期、熱中したスポーツだけに、自らの中で位置づけは高い。あの頃、Wimbledonに足を運べるなんて、考えたことなかったな…と、Centre Courtで静かに試合を眺めながら、感慨深い想いを抱いていた。
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  by gentlemandinner | 2007-06-26 22:31 | london life

Hyde Park Calling。

Hyde Park Calling。

広大なHyde Parkの一角を舞台にして行われる野外ロックフェス。昨年から始まったこのイベントには、今日だけで、18のアーティストが集結し、time tableは、午後3時から午後11時近くまで続く長丁場となっている。"Rock out and relax"をコンセプトとし、Londonのど真ん中、開放感溢れる野外で、一日中ロックを堪能でき、疲れれば、ドリンクを片手に、癒しのときを過ごすことができる、そんな触れ込みのイベントである。

「開放感とくつろぎ。」これを味わってみたくて出掛けたフェスであったが、Londonらしいというべきか、Londonにしては、長く続く、比較的珍しい強い雨…。

癒しどころか、いかに雨と寒さを凌いで、メインイベントを待つか、という耐久戦の様相を呈することとなる。会場内の其処彼処にこんな姿を見ることができる。
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この頃はO2 Arenaで開催のBon Joviにしておくべきだったかと、軽く後悔。

そして、耐え忍んで待ったHyde Park Callingのとりを担うAerosmithの登場。
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1970年に、フロントマンのSteven TylerとGuitarのJoe Perryを中心に結成されたこのバンドの名称は、空気を意味するAeroと職人を意味するSmithに由来する。初期には、「ドラッグ、アルコール、セックス」といった、ロックのイメージを地で行き、そのために、一時はメンバーの全員が更生施設に入るなど低迷。その後80年代後半からの第2次黄金期を経て、アメリカン・ロックの頂点への道を歩み、2001年には「ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)」にも名を連ねた。彼らの音楽は、BeatlesやThe Rolling StonesなどBritish Rockの影響を受けつつも、自己のAmerican Rockとしてのスタイルを確立したと言われ、ファンから絶大な支持を受けている。ちなみに、ブルース・ウィルス主演の「アルマゲドン」のメインテーマとなった、"I DON'T WANT TO MISS A THING"は、残念ながら、彼等のオリジナルではない。

さて、奇跡的にも彼らのステージに至って、ようやく雨は上がり、沈み加減だった観客にも高揚感が見られ始める。
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Joe PerryのGuitarは、多くの観衆を魅了する。
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そして、エネルギー溢れるSteven Tylerのvocal。
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それにしても、何故に、このおっさんから、Liv Tylerが産まれたのか不思議でならない。

質の高いステージに観衆の満足度も高かったのではないだろうか。
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  by gentlemandinner | 2007-06-24 23:19 | london life

Royal Ascot。

イギリス王室がアスコット競馬場で主催するRoyal Ascot Meeting。その歴史は、1711年まで遡り、女王アンの下に開催されたのが第1回。以来、世界で最も格式と伝統を持つhorse raceの一つに数えられる。Royal Ascot Meetingの開催される5日間には、女王陛下を初めロイヤルファミリーが臨席され、イギリス社交界を覗き見ることができる。勝者には、女王自らがトロフィーを授与される。
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一般人たる私には、よく分からないが、一応それなりの格好で行ってみようと、久々のスーツにネクタイ。久々に着ると、息苦しい。ちなみに、入場エリアによっては、男性は燕尾服に山高帽、女性はパーティドレスに帽子と、厳格なドレスコードが定められ、カメラ等の規制も厳しいと聞く。
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今回は、シルバーリングという、メインスタンドを外れた庶民エリアでの観戦。肩の力が抜けて良い。差額分はベティングに投じる・・・。
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このエリアは、それでも、イギリス内では中流社会の人々だろうか。それなりのお洒落をして、ピクニック気分で、競馬のベティングとアルコールを楽しんでいる。日本人が珍しかったせいか、こっちにきて一緒に楽しもうと誘って頂き、大所帯のグループに合流することになった。
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そのグループの中の白いドレスの方は、1st raceで大勝。

ちなみに、私は全敗…。まあ、楽しめたからいいかと。
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レースとレースの間には、演奏していた彼等も、
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インターバルかとおもいきや、馬券買い…。
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馬車で帰っていくのは、どこぞの貴族か金持ちか…。
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  by gentlemandinner | 2007-06-20 23:43 | london life

Muse。

Wembley StadiumでMuseのライブが行われた。
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元々ディープな曲調が好きで、UKロックの中でもQueenなどが趣向に合う。彼らの曲の中でも、"ボヘラプ"や"We Will Rock You"よりも、"The Show Must Go On"のような、どちらかと言えば、重ためで、かつ、安定感のあるものが好みである。

Museは、lead vocalであり、かつ、piano、guitarをこなすMatthew BellamyがリードするUKロックの人気バンド。現在、UKの多くの若者が熱い視線をおくっている。Matthew Bellamyのスタイルは、ロマン派のピアニスト、RachmaninoffやLisztに inspireされたと言われており、彼らの曲には、ハードでありながら、RachmaninoffのPiano Concerto No. 2等、classicの要素を取り入れた、美しい旋律があると感じる。そんな曲調が、自分の好みに見事に合致している。

さて。予想はしていたが、ハードロックに位置づけられ、若手の人気バンドとあって、Wembley Parkの駅に降りた瞬間に、それとわかる客層の違い。先日のGeorge Michaelのライブの際には、「青春時代に聞いたロックを楽しみに」、とばかりに、4,50代の紳士淑女も多く見られたが、今日はその対極の風体の若者ばかり。

seatedのエリアも、指定席にもかかわらず、皆勝手に好きな席に座っている。スチュアートも、「皆それぞれ違う席に座ってるから、適当に座れ。」と。揉め事に巻き込まれたくないから、頼んでいるというのに、職場放棄もいいところ。やはり、ひと悶着ありながらも、自分らの席を確保して、開演を待つ。

赤い衣装に身を包んだMatthewを最後に登場したMuse。
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standing areaの興奮ぶりは、遠目から眺めても明らかな「ヤバイ」雰囲気である。
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横顔はフランク・ランパードそっくりのMatthew。英国人の典型的な顔の一系統か。
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インターバルもなく、MCも少なめで、怒涛の演奏が続く。当然の如く、Wembleyのボルテージは、凄まじいものとなる。
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ハードロックの光の演出は暗がりがよく似合う。強くも美しい。
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観客も過激に踊り狂っている。

興奮のステージ、曲に酔いしれながら、1つだけ満たされないものがあるとすれば、年輪によるものか。一つ一つの曲は、生で聴く、激しく、そして痺れるものながら、ライブを1つの作品としてみるなら、改めて感じたのは、George Michaelのステージの深み。大観衆を巻き込み、乗せ、Wembleyの7,8万人を一体にした、あのステージは、25年の重みだったのだと恐れ入る。
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  by gentlemandinner | 2007-06-17 23:05 | london life

送別会。

入学手続で出会い、footballの話題で意気投合。

以来、数々の日帰の遠征に出掛け、大陸でのスキーやスコットランドの旅行にもご一緒した友人。その送別会が、テムズ川の河畔に佇む、ちょっと雰囲気の良いPubで行われた。
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短い期間ではあったが、こっちで出会った大切な友人の1人である。彼のfootballに留まらない幅広い趣味と、その掘り下げたものの見方、フットワークの良さには、いつも刺激を受けてきた。

東京での職場も近く、帰国すればすぐお会いできるのだが、まあ、それでも何となくしみじみしてしまうものはある。来年、東京でそれっぽいPubを見つけてLondonを懐かしみたいものである。

彼から最後にこんな本を頂いた。
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スコットランドにもう1度…。
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  by gentlemandinner | 2007-06-16 23:01 | london life

「サッカーを語る会」

出身地である大阪から東京に越してきた小学校2年生のとき。

このスポーツに出会った。

桑田・清原の地元、大阪は岸和田で過ごした幼少期、やはり野球が主流だった。少年サッカークラブ的なものも地元では見当たらず、小さな白球を追いかけることしばし。

父親の仕事の都合で、東京に引越し。兄貴に運動をやらせたいという両親の意向もあり、便乗して、巨人軍の多摩川グラウンド傍で練習する、サッカークラブに入った。

以来、高校3年の夏まで、私の学生生活はサッカー一色だった。早朝に学校のグランドに出掛け、ボールを追いかけ、早弁して昼練、そして放課後の正規練。制服のなかった6年間。ほとんどの時間をサッカーウェアで過ごした。

始めた頃には日本で日の当たらなかった、このスポーツであるが、その後人生を歩むにつれ、予期せぬ出会いや、きっかけを不思議ともたらしてくれたような気がする。

長らくお世話になり、節目節目で都度アドバイスを頂いてきたのは、高校の1期、2期上のサッカー部の先輩であり、現在の同僚。私が中一のときに、コーチに来てくださっていた方は、今の事務所の素晴らしいパートナー。職に就く前の研修時代、仙台でお世話になった地検のトップには、Jビレッジに連れて行って頂き、現所属事務所の採用担当は、大のサッカー好きだった。

勿論、20年ほど前にこのスポーツを始めたときに狙ったはずもないが、その後の人生に、不思議な縁を授けてくれた。

そして、この地にやってきて、上記タイトルで、飲み会のお誘いを頂いた。アレンジャーは、以前に一度酒の席でお会いしたGunners(アーセナルの愛称)サポの政府系金融機関の方。

集まった面子は、日系のスポーツ記者、政府系及び民間の金融機関、商社、国家公務員、法律系と、相変わらずの多彩ぶり。Cityの一角にあるPubで、午後6時半に始まった飲み会は深夜まで及んだが、その9割方は、マニアックなフットボールの話題。

「ドログバの、あそこにボールがありながら、一瞬でゴールに突き刺さる、あのシュートは異常だった。」

という指示語だらけのプレミアの話に始まり、

「島原商業が両校優勝した、あの試合。」

なんて、古い時代の高校サッカーまで。

(何のことだか、さっぱりわかんないよ、という方も多いだろうが、)こんな話で、誰もが、細かい説明を付さずとも、共通認識を持つ、ある種、異様な飲み会。

「でも、やっぱり、サッカーって素晴らしい。」
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  by gentlemandinner | 2007-06-15 23:07 | london life

englandfans。

englandfans -The Official England Supporters Club- に加入した。

今や世界で最もチケットを手にし難い、この国のfootball。クラブレベルでは、チェルシー、マンU、アーセナル、リバポなどのビッグクラブのチケットがgeneral saleに出回ることは皆無に近い。

各チームには、スタジアムの大半を埋めるシーズンチケットホルダー相当数いて、残り少ないシートが、メンバーに割り当てられる。但し、メンバーになったからといって、直ちにチケットを入手できる保証もない。観戦歴によってポイントが溜まり、ポイントに従って、メンバーのクラス分けがなされている。当然、ポイントの多いメンバーから優先的に割当られるため、メンバーになったばかりの者は、消化試合や、下位チーム相手の、あるいは、僻地でのアウェイゲームなど、比較的人気薄のゲームのチケットを何とか手に入れることに勤しむこととなる。そうした努力を重ねてポイントを溜めて、上位のクラスに昇っていかなくてはならない。従って、メンバーへのアロケーション期間を過ぎて、general saleまで回ってくるチケットはほとんどないのが現状である。私が昨シーズン多数の試合を観戦できたのは、諸先輩が遺してくれた遺産(シーチケ)のおかげに他ならない。

コアなファンを大切にするという、ある意味、クラブのあるべき姿とも言える。どのチームも似たような仕組みになっており、どんなクラブにも必ず、「シーチケホルダー歴4,50年です。」なんてお爺ちゃんがスタジアムで楽しんでおられ、微笑ましい。Jリーグ発足当初には「お荷物」とまで言われた浦和や、ジーコがやってきたときには住友金属というJFLの2部にいたクラブであった鹿島が、Jリーグにあって数少ない成功例となっているのは、やはり地域のファンを大切にしてきたからだと感じる。

脇にそれかけたが、イングランドでは、クラブだけでなく、代表チームの人気も当然高い。上記のサポーターズクラブに属して、チケットの優先権を購入しておかなければ、チケットの入手は困難を極める。先日、ブラジルを相手にしたフレンドリーマッチが行われたが、新しいWembleyでの最初の代表戦ということや、ベッカムとオーウェンの復帰戦ということもあってか、general saleに回ることもなく、チケットは当然の如く完売した。

来夏、スイス・オーストリアでユーロの本大会があるため、これから秋にかけて、その予選が佳境を迎える。これを見越しての、englandfans入会である。そして、住んでいれば、つい愛着の湧いてしまう国。いつものユーロやワールドカップではオランダをサポートしていたが(純粋に見ていて楽しいサッカーをしてくれるから。)、来年のユーロはこの国を応援したいと思う。

ちなみに、この会員になると、チケットの5ポンド割引、online shopでの15%割引、englandfans webへのアクセス等々、サッカーファンにとっては魅力的な特典がついてくる。FAの戦略にどっぷり浸かっていることは否定しない。
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  by gentlemandinner | 2007-06-14 21:11 | football

渡英1年の節目。

1年前の6月13日。

どんな想いでこの地にやってきただろう。記憶は、時と共に薄れもし、また、現在の身のあり様によっても、変化していくような気がする。色んな想いや大望を抱いて、この地にやってきたような気もすれば、ふとしたタイミングのあやでこの地に降り立っていたような感じもする。

様々なことがあり過ぎて、気付けばもう1年経った。これほど、短かったと感じる1年は記憶にない。随分たくさんのことを詰め込んで走り回ってきたようにも感じるし、それでも、もっとこんなことをしてみたかったということもやはりある。欲を言えばきりがないし、やり残したと感じることがあるから、また新たな行動欲求が生じるのかもしれない。

その短い1年のなかでどれだけ成長できたか。自分ではわからないし、「そう評価してくれー」と願うセルフディフェンスもあるのかもしれないが、残念ながら、そもそも、海外に出たというだけで成長できるほど甘くはないだろう。ただ、それがネガティブであっても、自分の中に消化しきれていなくとも、見聞きし、肌で感じる経験ができたことは紛れもない事実だろうし、それだけでも我が血肉になっているように感じる。

海外生活を美化するつもりもないが、今素直に言えることは、「トータルして来て良かった。」という想い。日本にない海外の良さを肌で感じることは確かに多い。古いものに美を見出す文化(生活は不便だが…。)、行き交う人のゆとり(優しさやユーモア、見知らぬ人と気軽に言葉を交わす感覚、等々。)、Londonでも日本人からみれば十分すぎる程のスローライフ、等々、挙げればきりがない。一方で、海外に来たからこそ感じることのできる日本の良さ。日本人の几帳面さ、真面目さ、グループワークで発揮される柔軟性と和を重んじる文化、日本の正確かつ丁寧なサービス。海外での旅も興味深いものだが、他方で、日本にもまだ訪れたことのない素晴らしいところがあるし、足を伸ばしてみたいとも思えた。多岐の意味で、「やっぱり日本人なんだ。俺。」と痛感させられたことが一番の貴重な想いなのかも知れない。

こんな風に、この異国での生活を楽しいと思い、来て良かったと感じることができたのは、率直に幸せなことだったと思う。そして、それについては、多分に、このブログを読んでくださっている方を含め、多くの方の力があったと感じる。

幸いなことに、この地に来たときから、学生時代から仲良くして頂いている先輩や友人達がいて、初めての海外生活の割にはすっと馴染んでいくことができ、悩ましい時間を過ごすことは少なかったように思う。そして、離れていても、その時々に、東京、NYC、LA、NC等々の友人達から、そして両親を含めた諸先輩方から、色々なアドバイス、激励を頂いてきた。また、この地で、新たに多くの友人ができ、楽しませて頂いている。生涯お付き合いさせて頂けるような友人達がこの歳になってまた増えるというのは喜び以外の何物でもない。まだまだこうした出会いは膨らんでいくだろう。こんなところで、こっそり、御礼を述べさせて頂いて恐縮であるが。。。

ありがとうございます(だいぶ気持こもってます。照。)。

あと1年限られた時間を過ごすにあたって、少し振り返りつつ、取り留めもない話になってしまったか。もう1年経った後に、さらに少し違った感覚が見つけられていることを願う。
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  by gentlemandinner | 2007-06-13 23:55 | london life

Nike + iPod。

NikeとAppleのコラボレーションによる、ジョギングを楽しくしてくれるキットである。

それ用のシューズを買い、キットを買い、さらにiPod nanoが必要になる。本来、最もお手軽なスポーツであるジョギングが、そうでなくなるわけで、彼等の戦略に上手く乗せられていることは否めない。しかし、「ボールが目の前にないと走れない…。」タイプの私には(半分は、走れないことへの言い訳。)、無味乾燥な(全く個人的な意見。)このスポーツを楽しくさせてくれる面白いものだ。競技人口は相当な数に昇るわけで、現実的にも潜在的にも大きなマーケットがあったと言える。目の付け所が斬新である。

私自身も、何度かフルマラソンを走ったことのある友人に紹介されたときは、「一体、何?それ?」という感じだったのだが…。説明すると、シューズにセンサーを埋め込み、iPod nanoに受信センサーを取り付けて、走り出す。そうすると、リアルタイムに走行の記録(距離、時間、消費カロリー等。)がiPod nanoに表示されていく。ワークアウトを終えて、PCに繋げば、Nikeのウェブサイトに情報を移すことができ、自分のワークアウトの記録を残していくことができる。さらには、google mapともlinkしていて、この地図上で自分なりのコースを作ることもできる。使いこなしていないのでよく分からぬが、その他色々できるらしい。

というわけで、走ろう走ろうと思って長らく経って、ようやくジョギングを始めることになった。

しかし…。全盛期の半分も走れない…。肺の奥に酸素が染みていかない…。分かってはいたけど、悲しい。。。

<初日>

ハムステッド・ヒースの丘を目指してみたものの、アップダウンの厳しいハムステッドの街を走るには、初日には厳しすぎた。

<2日目>

今日は身の丈にあったコースを、ということで、走り出したが、迷子…。Londonの住宅街は、どこに行っても同じ街並み…。

今のところ、残念ながら壮大な目標は描けないが、ただ、少しでも長く続けれたらいいかな。
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  by gentlemandinner | 2007-06-13 19:01 | london life

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