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Chelsea 1-0 Portsmouth    -7-

テスト勉強の合間を縫ってのフットボール観戦というべきか、あるいは、その逆か、微妙なところであるが、何はともあれ、Bluesは今季のホーム2戦目にPortsmouthを迎えた。先々週の開幕戦で、Premier Leagueホーム連続無敗65を記録して、過去にLiverpoolが打ち立てた記録を更新し、今日も、そして、今後もしばらくこの記録は伸びていくことと、余裕のStamford Bridge入りとなる。
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今日は、USから遊びにいらしている大学時代の先輩をお連れしての観戦。日本では彼是10年以上もお会いしていなかったが、高校の友人、先輩、職場関係者、Londonでの飲み仲間等々、多岐の共通の友人がいることも相俟って、不思議なご縁での再会となった。東京にいて、職業的なエリアも近く、10年もお会いしていなかったのが不思議といえば、不思議であるが、Londonにて再会するというのはさらに不思議なものである。

さて、Portsmouth。かつて、Championship(実質2部)に属していたときに、川口能活がプレーしていたクラブということで、日本でも認知しされているクラブであると思われるが、現在はPremier Leagueの中堅クラブの一つとして位置付けられる。従って、今季タイトル奪回を至上命題とするBluesには、ホームでの一戦にすっきり勝ちを収めると共に、長いシーズンを睨んで、その戦いぶりを要求したいところであった。
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その意味では、ドログバのポストから、フランクのミドルというBluesの形での内容ある得点、すっかりユーティリティプレーヤーとなったエッシェンのRSB、ドログバ・ピサロの新しい2トップ、JTが戻って安定感を増したDFライン、と長いシーズンを見据えて収穫の多い試合ではあったが…。大人すぎる戦いぶりというべきか、もう少し何とかならないものだろうか…。
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Chelsea: Cech, Essien, Terry, Ben-Haim, Ashley Cole, Wright-Phillips (Joe Cole 75), Obi (Belletti 65), Lampard, Malouda, Drogba, Pizarro (Kalou 63).
Subs Not Used: Cudicini, Alex.
Goals: Lampard 31.

Portsmouth: James, Lauren (Pamarot 82), Distin, Campbell, Hreidarsson, O'Neil (Mwaruwari 61), Davis, Utaka, Muntari, Taylor (Nugent 83), Kanu.
Subs Not Used: Ashdown, Hughes.
Booked: Davis, Muntari.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,501.

Ref: Alan Wiley (Staffordshire).
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  by gentlemandinner | 2007-08-25 18:07 | football

England 1-2 Germany    -6-

2001年9月1日Munich。ドイツサッカー史に屈辱的な敗戦の記録が残された。

2002年日韓ワールドカップのヨーロッパ予選。同組に入ったイングランド、ドイツの両国は、その最終戦、ドイツのホーム、Munichで相対し、Michael Owenのハットトリックを含むイングランドの5-1というドイツ国民にとっては悪夢としか形容し難い結果。イングランドは一位で本大会出場を決め、ドイツは補戦にまわることとなった。

以来、両国の対戦は今日までない。6年ぶりの対戦は、イングランドの聖地Wembley。両国の歴史的関係はもとより、イングランドが66年のワールドカップ優勝を決めた相手が当時の西ドイツであるなど、フットボールそのものの歴史においても、不思議と際立った敵対意識が存在する。自然と、フレンドリーマッチとはいえ、大衆紙の紙面に"Friendly?"などと題されるように、公式戦さながらの様相を呈する。

私個人にとっては、イングランドの代表戦は初めての体験。今日は、66年の優勝時、Bobby Mooreが纏ったユニのレプリカを着てのWembley入り。
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Wembleyでの、St. George's Crossのマスゲーム、God Saves the Queenの熱唱は格別である。

ところで、今日の試合の注目は、イングランド、ドイツの因縁の対戦というマスコミの煽り立てるところよりも、むしろ、今秋に迫った佳境の欧州選手権予選に際して、イングランドがどんなビジョンを描いているか、という点にあった。その意味で、イングランドの最も好きな選手の1人ながら、リーグを優先して欠場したGerrardには、怪我をおして出場を続けるLampardの気概を感じて欲しかったし、所属クラブでの出場も儘ならず、コンディションの調わないBeckham、Owenに頼ってしまうMcClarenの監督としての資質には相変わらずの疑問を感じた。
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そんな中、JT、Lamps、JoeのBlues勢が、Stamford Bridgeでみせる闘志そのままに輝いていたのが嬉しかった。
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聖地Wembleyでの敗戦に何を想っただろうか。
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England: Robinson, Richards, Ferdinand, Terry, Shorey, Beckham, Carrick, Lampard, Joe Cole, Smith, Owen.
Subs: James, Brown, Taylor, Barry, Neville, Dyer, Wright-Phillips, Downing, Defoe, Crouch, Carson.

Germany: Lehmann, Friedrich, Mertesacker, Metzelder, Lahm, Odonkor, Schneider, Hitzlsperger, Pander, Trochowski, Kuranyi. Subs: Hildebrand, Kiessling, Hilbert, Helmes, Rolfes, Tasci, Castro.

Venue: Wembley
Referee: Massimo Puscaba (Switzerland)
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  by gentlemandinner | 2007-08-22 22:02 | football

遠征後のひと時。

アウェイの遠征は、ロンドンのユースホステルが30ポンドもするUKでは、決まって日帰りである。フットボールが9割5分以上の目的を占める旅とはいえ、折角訪れた街を限られた短い時間の中で、いかに満喫するかが、課題となる。

しかしながら、昨季のLiverpool戦は1月20日。Liverpoolと言えば、18世紀の綿花と金属製品の貿易で栄え、19世紀には英国で最も繁栄した港町である。従って、1月ともなれば、凍てつく海風が吹きつける。その寒さに痺れ、The Beatlesが下積み時代を過ごしたMathew St.のパブで、ビールを煽るのが精一杯の楽しみであった。

今回は、時間の許す限り、前回見られなかった大聖堂や港の方まで足を運ぶことにした。

リバプール大聖堂。
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その姿から、距離感を錯覚させる程のスケール。英国で最大、ヨーロッパでも有数の規模を誇る古い聖堂である。とにかくでかい。

アルバートドックとその周辺。
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四周を囲む、珍しい形をした埠頭であった。洒落たレストランが佇み、ゆっくり過ごせる時間があれば、美味しい酒が飲めたであろう。

Mathew St.に立ち寄る。
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The Beatlesが下積み時代にライブを行ったCavern Clubを初め、楽屋代わりに利用し、酒を楽しんだThe Grapesなどのパブなどが密集し、ここに来ると、「ここで、The Beatlesが生まれたんだ。」としみじみと感じ入ることができる。

Cavern Clubの入口跡。
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ビルの取り壊し計画が持ち上がったことから、オリジナルのCavern Clubは閉鎖され、そこから10メートルほどのところに移動している。写真の入口がまさにClubの入口があった場所で、その傍らに立つのは、彼等を発掘したBrian Epstein氏だそうだ。

試合後のささやかなひと時は、いつも決まって何かを与えてくれる。スタジアムで熱くなった心を癒してくれる。長い帰路のけだるさの中に、「地方の街を訪れ、フットボールを楽しむ」ことの心地良さを残してくれる。
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  by gentlemandinner | 2007-08-19 20:31 | travel

Liverpool 1-1 Chelsea    -5-

Stamford Bridgeでの観戦は、ほぼ間違いなく勝つという安心感と、何度となく訪れているが故、あるいは、そこに自分のシートがあるということ、に起因する馴染んだ感覚があって良い。

一方で、欧州サッカーの醍醐味を味うことができるのはアウェー戦だと感じる。昨シーズンを振り返って、鮮明な印象を残しているものの多くは、Old Trafford、Mestallaなどでのアウェーゴール、Anfieldでの屈辱である。アウェイという、その圧倒的少数の中に身を置いてみてこそ、サッカーにおいて、ホーム圧倒的有利の構図があることを強く感じることができる。

ところで、アウェイ観戦は危険である、避けるべきである、という向きが強い。まして、アウェイユニを纏って、敵地に乗り込むなど、トラブルの元以外の何物でもない、とは幾多の旅行ガイドのサッカー観戦コラムに見受けられる注記である。私も、この1年が欧州サッカー観戦歴の全てという初心者であり、そんな感覚を持っていた。昨年のアウェイは、青色のグッズなど一切身に纏わず、スタジアム入りまでは、ただの観光客を装い、しらっとアウェイサポゲートを潜るという身の守り方をしていた。

しかし、フーリガンのイメージとは裏腹に、イングランド国内におけるフットボール警備の洗練具合は、他に類を見ない。昨季のイタリアやスペインでの暴動に際して、UEFA会長であるプラティニが、イングランドの警備を見習って改善すべきとの声明を出したこともこれを裏付ける。従って、よほど因縁のあるクラブ同士の特異なゲームを除けば、少なくともスタジアム周辺は安全と言える。

そこで、今回は、Bluesのユニとパーカーを羽織ってのLiverpool入り。このような井出達で臨んでみて更に感じる、アウェイの洗礼。運の悪いことにレッズサポが多かった客車では、Liverpoolの駅に近づくにつれ、チャントの大合唱を浴びせられる。それも、耳に馴染んだBluesのチャントを替歌にした、品のない直接的な歌詞の数々。駅を降りてタクシーに乗車拒否され、街を歩けば、「チェルシーよ…」などの陰口が耳に飛び込んでくる。かといって、これが危険を感じるものであるというわけでもない。突如背後から、"I'll kill you this afternoon..."などという、恐るべき言葉が聞こえてきたものだから、思わず振り向いてみると、老人が笑いながら、微笑みかけてきた。迎え入れる側もこの雰囲気を楽しんでいる。

街中でランチを済ませて、足早にスタジアムに向う。
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多くのLiverpoolサポが、今日の勝利を祈願しているのだろうか、犠牲者に対する祈りを捧げているのだろうか、手を触れていくのは、ヒルズボロの悲劇のモニュメント。そこを通り過ぎて、アウェイサポのゲートから入る。
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ここは、1月下旬にも訪れた、多くのサッカー通がヨーロッパでも屈指のアウェイと賞賛する、Anfieldだ。
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今日は、その屈指のアウェイでの心地良い勝利を期待したのだが、新加入のスペイン代表トレスに、ベンハイムがついていけない。パブでリバポの開幕戦を眺めたときにも感じたが、ジェラードから出る鋭いパスにカイトとトレスの絡むオフェンスは今シーズン、Bluesの脅威となるだろう。残念ながら、激しさ、鋭さに物足りなさを感じるベンハイム。彼にテリー、カルバリョの代わりは務まらない。そしてBluesの最大の不安要素RSBにはエッシェンが入ったが、不慣れなポジションに、器用な彼もフィットせず不用意なイエローを貰う。一方で、オフェンス面では、1,2戦で活躍のライトフィリップスも、プレスの厳しい相手には、何もすることができず、アイボリーコーストの先輩格ドログバにいつも遠慮がちのカルーは良いところなく、前半で退く。煮え切らない前半戦に、1月末の屈辱が脳裏を過る。
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後半、カルーに替わって投入されたピサロが前線からの守備、堅実なポストプレーで流れを少しずつ変える。コントラバーシャルなPKのジャッジではあったが、何はともあれ、フランクが決める。
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一瞬にして4万を超えるスタジアムの一角が興奮に包まれる。応援団長が如く、先頭に立って声を張り上げていた隣の兄ちゃんと熱いハグを交わす。遠路の煩を忘れさせる瞬間である。

その一角は勢いを増す。静まりかえるのは、Anfieldを埋め尽くすその他の大観衆。Rod StewartのSailingに乗せたIt's so quiet, Anfield.の連呼。そして、Where's the famous atmosphere?と静まり返ったAnfieldをBluesサポが揶揄する。 更には、It's so Highbury, Anfield.Liverpoolは、今年に入って、新スタジアムの計画を発表した。この古豪Liverpoolの歴史とも言うべき伝統あるスタジアムを捨てて、新スタジアムを創るクラブへの批判だろう。Highburyの歴史を閉じて、Emiratesを建設し、借金返済に看板選手の移籍金を充てるArsenalを重ね合わせている。

もし今度訪れることがあるとすれば、将来の新しい箱だろうか、それとも、今季再びCLで相対するのだろうか。そんなことを感じながら、港町の古き良きスタジアムを後にした。

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Liverpool: Reina, Finnan, Carragher, Agger, Arbeloa, Pennant (Babel 68), Gerrard, Alonso, Riise (Crouch 83), Torres, Kuyt.
Subs Not Used: Itandje, Hyypia, Mascherano.
Booked: Kuyt, Pennant, Gerrard, Carragher.
Goals: Torres 16.

Chelsea: Cech, Essien, Ben-Haim, Terry, Ashley Cole, Kalou (Pizarro 46), Wright-Phillips (Joe Cole 77), Obi, Lampard, Malouda (Alex 85), Drogba.
Subs Not Used: Cudicini, Makelele.
Booked: Essien, Ashley Cole, Ben-Haim, Lampard, Terry.
Goals: Lampard 62 pen.

Venue: Anfield
Att: 43,924
Ref: Robert Styles (Hampshire).
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  by gentlemandinner | 2007-08-19 18:01 | football

JohnとPaulの名曲に誘われて。

1967年2月、彼等の故郷Liverpoolに実在する場所を描き、両A面シングルとして発売された2つの名曲がある。

John Lennonが生んだStrawberry Fields Forever。
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モチーフとなったStrawberry Fieldは、Liverpoolの市街地に在った戦争孤児院。Johnが過ごした旧家はこの傍にあった。この孤児院は、Beatlesの傑作の発表と共に、訪れる人の絶えない場所となったが、入居する孤児の減少、里親制度の尊重その他運営側の判断から2005年に閉鎖され、その後2006年10月から修道施設として利用されているそうだ。

Paul McCartneyが作ったPenny Lane。
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Strawberry Fieldの傍にJohnが住んでいたのとは異なり、実際には、Paulはこの傍に住んでいたわけではない。何の変哲もない小さな通りを、曲の中で謳われる床屋や街角の銀行を探し、小雨交じりの寒空の中、港町らしい寒風に吹かれながら歩いた。

Abbey Roadの横断歩道を渡る写真を撮る者が絶えないように、これらの変わり映えしない街角を訪れることも、Beatlesファンには堪らない魅力があるようだ。私自身は、Beatlesのマニアでもないが、こうした場所を訪れることは好きな方だ。陳腐なミーハー根性が作用していることも否定しないが、訪れたことがきっかけで、そこに所縁の在る曲や作品、あるいは人物に対して、興味を掻き立てられることもあれば、元々好きだったものが、特別なものとなったり、思い出となったりもする。
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  by gentlemandinner | 2007-08-19 12:38 | travel

昼下がりの迷。

昼下がり、Londonの夏空に誘われて、Hampsteadの丘を登り、Hampstead Heathという公園を散歩する。

Hampteadは、Kensington付近の白を基調とした街並みと対照的に、住宅街と赤茶色の煉瓦を基調とした洗練された住居が多く、美しい住宅街となっている。いずれもLondonで好きな地域の一つである。
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そんなHampsteadに広がるHamstead Heathは、Regents Parkなどの整えられた公園とは異なり、取り立てて手入れされることもなく、自然の素朴さが残されている、珍しい公園である。
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そして、ここには、Londonの中心地を一望できる場所がある。シティやカナリーウォルフの高層ビル群、St. Paul大聖堂も望むことができる。
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公園内の一区画、綺麗に整えられた庭園に囲まれて、Kenwood Houseが佇む。ノッティング・ヒルの恋人で、ヒュー・グラントがジュリア・ロバーツに会いに出掛けた場所だ。
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広大な公園を迷いに迷い、ようやく抜け出したのが、家を出てから3時間程経った頃。何しろこの公園は、公園と言うより、むしろ森。方向を示す標示も一切ない…。
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High Streetで見つけることができたcreperieで、デザートをテイクアウェイ。この出店は、South Kensingtonにあるcreperieが出しているものらしい。出店を始めて27年になるそうだが、South Kensingtonの店と変わらぬ美味であった。Londonにて教えて頂いた数少ない美甘味の一つである。
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***
おまけ…。本日の夕食。

茄子と挽肉の味噌炒め(茄子、挽肉、椎茸、生姜、味噌、豆板醤、牡蠣油、醤油、酒、胡麻油…)
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大根と鶏肉の煮物(大根、鶏肉、出汁・・・)
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  by gentlemandinner | 2007-08-16 22:14 | london life

Chelsea 3-2 Birmingham   -4-

Premier League開幕。

5月13日のEverton戦以来、3ヵ月ぶりのStamford BridgeでのBluesの公式戦。この雰囲気が堪らなく好きだ。ここはやはりホームなのだ。
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今季Premier Leagueに昇格したばかりのBirmingham Cityを迎えた。
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結果、3-2という叩き合いのスコアは、昨年のBluesにはないゲーム。今シーズンを占う上で、攻撃面で特筆すべきは、今夏に移籍してきたCFのPizarroと左サイドのアタッカー、Maloudaの充実であろう。Robbenの移籍が確定間近と連日ニュースが飛び交う中、Maloudaの攻撃センスは、タイプは異なるが、十二分に彼の穴を埋めると感じる。速さに加え、強さもあり、丁寧なパスとそのセンス。試合中に消える時間帯も非常に少なく、見ていて面白い選手である。一方のPizarroは、Drogbaのsubstitutionに終るつもりはない、No.1のFWになると言い切った強気の姿勢に違わぬパフォーマンスを魅せた。典型的なCFタイプのプレースタイル、体格を生かしたポストプレーに加え、シュートセンス、精力的な守備。若干地味な感じは否めず、現実的には1st choiceはDrogbaであろうが、Nations CupによるDrogbaの不在時には貴重な戦力となるであろう。

彼等に、Wright-Phillips、Lampard、Essien、Kalouの絡んだ攻撃は、相手の戦力レベルを考慮しても、昨季になかったスピード感と展開力があり、初戦としては、観衆の期待値を上回るものであったと感じる。

一方で、守備面では、昨季ほとんど見ることのなかった2失点という結果、に表れるとおり、JTの不在、LampardとEssienのポジショニングの不明瞭、ライン取りの意思疎通の難点、Johnsonのケアレス等、幾多の問題を抱えているように感じる。とはいえ、今日はまだ初戦。PSVからAlexを迎えたことにより、バックアップの戦力は更に充実し、また、昨季滅多にお目にかかれなかったRBの有効な攻撃参加は、これまでの「面白くないけど強い」Bluesの戦い方に変化をもたらしてくれるように感じる。

週末の昼下がり、近所に散歩に出るが如く、ここに通い詰めることになる。昨季叶わなかったBluesがBarclays Cupを掲げ、歓喜する姿を、来年5月、ここStamford Bridgeで見る…。
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Chelsea: Cech, Johnson, Carvalho, Ben Haim, Ashley Cole, Wright-Phillips, Essien (Mikel 69), Lampard, Malouda (Sidwell 83), Kalou, Pizarro (Drogba 64).
Subs Not Used: Cudicini, Joe Cole.
Booked: Essien, Carvalho.
Goals: Pizarro 17, Malouda 31, Essien 50.

Birmingham: Doyle, Kelly, Djourou, Ridgewell, Queudrue (Parnaby 51), Larsson, Muamba, Nafti (De Ridder 75), McSheffrey (Jerome 69), Kapo, Forssell.
Subs Not Used: Maik Taylor, O'Connor.
Booked: Larsson.
Goals: Forssell 15, Kapo 36.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,590
Ref: Steve Bennett (Kent).
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  by gentlemandinner | 2007-08-12 18:09 | football

Frank Lampard。

3ヵ月近い空白の期間を経て、Stamford Bridgeを訪れる。
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2007/2008のTraining Kitのセンスの良さに惹かれて、シャツとハーフパンツをメガストアで購入する。
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さて、今日は、Stamford Bridgeでトレーニングがファンに公開された。練習は非公開が原則のPremier Leagueでは、練習場の場所すら公にされていない。そんな中、Chleseaは、毎年シーズンの開幕前に、本拠地での練習を公開し、ファンを招き入れる。日常かつ長きに渡り、クラブをサポートするファンへの心配りが嬉しい。
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怪我人が多く、参加した選手が12人と寂しいが、午前中2時間弱のトレーニングの後には、選手達がサポに挨拶に訪れる。

Chelseaの顔であり、イングランドを代表するミッドフィルダーでもある、Frank Lampardが1人最後まで残って、サインに応じる。
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嫌な顔1つ見せず、写真撮影やサインに応じ続ける彼の優しさは、Bluesの元々コアなファンの心を、更に彼に近付けることだろう。ジョゼといい、フランクといい、彼らは、真心からプロフェッショナル・フットボールの原点を大切にしていると感じる。そうして、サポは長くこのクラブを愛していくことになる。
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Training Kitの右胸に記されたFrankのサインは、2年間のイングランド暮らしにおける、かけがえのない思い出の品となるだろう。
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  by gentlemandinner | 2007-08-07 23:05 | football

Chelsea 1-4 (PK0-3) Man U -3-

WembleyでCommunity Shieldが開催されたため、観戦してきた。Community Shieldは、イングランド・サッカー協会(FA)が主催する、イングランドのスーパーカップを指す。スーパーカップとは、多くの国で、毎年、シーズンの開幕の直前に行われ、間もなくシーズンが始まることを告げる大会である。

多くは昨シーズンのリーグ戦の覇者とカップ戦のウィナーとの対戦となる。イタリアでは、セリエAの優勝クラブとコッパ・イタリアのウィナーとの対戦での、イタリア・スーパーカップ、日本でもJリーグ王者と天皇杯覇者の対戦で同様の大会が行われている。ちなみに、国を越えたヨーロッパのレベルでも、UEFAチャンピオンズリーグの覇者とUEFA CUPのウィナーとの対戦で、UEFAスーパーカップが行われる。

Community Shieldは、1908年に慈善目的でCharity Shieldの名を冠して行われたのが最初の大会。その後、一時はプロ対アマの大会と位置づけられる等の変遷を辿り、2002年以降、マクドナルドへのスポンサーの変更に伴い、Community Shieldとなって現在に至る。

今年の大会は、昨シーズンのプレミアリーグ覇者Man Uと、FA杯ウィナーのChelseaの対戦となったことから、注目度が高い。昨シーズン、リーグ、カップ戦共に、イングランドのサッカー界はこの2つのクラブを中心に展開され、今シーズンもこの2チームを脅かす存在は見当たらないだろう。今シーズンを占う意味でも、楽しみな一戦であった。Chelseaにとっては、3年連続のCommunity Shield。昨年は、Liverpoolに敗れており、2年ぶりのタイトルを手にして、幸先良く、シーズンに臨みたいところである。

Wembleyを訪れるのは、ライブを含めて早くも4度目となる。いつ来ても、Wembley Parkの駅から流れ出る人並みに、自ずと気分が高揚する。
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寒い日が続いていたLondonも、今日は、どういうわけか30度を超えて夏。お気に入りのBluesユニに袖を通し、短い夏を堪能する。Londonで半袖ハーパンで過ごせる日はほとんどない。

会場入りして、「ああ、やっぱり、この雰囲気だ。」と郷愁に近いものを感じる。青と赤に真っ二つに分かれたサポーター群。お互いが野次り合う、この雰囲気が堪らないほどに楽しい。
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まずは、アップ中のBluesを眺めて、新戦力とスタメンのチェックにかかる。そして、気付かされる、不在者の数。ドログバ、シェフチェンコ、ロベン、バラック、テリー、ブリッジ、カルー…。主力の姿がない。ランパード、バラック、ロベンの去就問題ばかりが気になって、チェックを怠っていたが、昨シーズン同様、今季も怪我人が続出しているようだ。バルサの選手が公然と、自らのクラブのアジアツアーを批判していたが、BluesもLAから、オランダ、デンマーク、スコットランドと巡って、ようやくLondonに戻ってきたばかり。マーケティングも必要かもしれないが、あれだけ過酷なシーズン。フレッシュな気持でシーズンの開始を待つサポにとっては、開幕早々から疲弊したチームの姿を見るのは寂しい。

ロングライン中ほどのROW2という絶好のシートに腰を下ろし、キックオフを待つ。
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タイトルのかかった試合ではあるが、あくまで、プレシーズン。今シーズンを占いながら眺めていたが、主力を欠くとは言え、昨季と大差ない煮え切らないBluesの試合運びに落胆の色を隠せない。CFをジョー・コールが務めざるを得なかった前半は、トップにボールが収まらず、従って、攻撃の形を作れない。
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マルーダを怪我で欠いた後半は、中盤をMan Uに支配され、ショーン・ライトフィリップスの足を頼りに、苦し紛れのロングボールが右サイド一辺倒に飛ぶ。
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収穫は、評判通り、オフシーズンでの補強がうまくいっていたことだろう。これまでのBluesに比して、今季の補強は地味であったが、バックアップとしてある程度の目処を感じられたベン・ハイムとピサロ。昨季最後まで穴であり続けた右サイドのディフェンスには、グレン・ジョンソン。駒不足だったセカンド・アタッカーとしては、スピードと強さを見せてくれたフローレンス・マルーダ。ロベンとはタイプが少し異なるが楽しみなアタッカーである。

来週末、どんな形でBluesは開幕を迎えてくれるのだろうか。
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  by gentlemandinner | 2007-08-05 20:11 | football

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