ホーム最終戦。 CFC vs Everton
Stamford Bridgeでの2006/2007シーズン最終戦。
既に、Premier Leagueの優勝はMan Uに譲ったが、昨年の8月から通い詰めたFulham Broadwayに位置するホーム。ここを訪れることも、しばらくない、と思うと感慨深い。
生憎の天気に、最終戦の寂しさ。そんな沈んだ雰囲気を癒してくれる、同じニット帽をかぶった愛らしい子供達。
最終戦ということもあるのか、また63というPremier Leagueのホーム無敗記録に並ぶべく、ということか、フランク、ドログバなど主力の元気な顔を見ることができ、安堵する。
いつになく、しっとりとしたホーム最終戦の雰囲気のStamford Bridgeに、Evertonを迎える。
Evertonというクラブ。創設は1878年に遡り、1888年に始まった世界最古のサッカーリーグである、"Football League(*)"に、最初に参加した12クラブの1つに数えられる。かつては、ピッチ内外でお騒がせネタの多かったPaul John Gascoigne、イギリスのサッカー番組Match of the Dayで御馴染みのGary Winston Lineker(ジーコが、マラドーナが、プラティニが彩ったメキシコW杯得点王。)、故郷を裏切ってMan Uに移籍したWayne Rooneyらのビッグネームがここでプレーした。1992年にキリンカップで日本にも来日し、日本代表やアルゼンチン代表と対戦している。
今日のゲームは、Man U戦で休養した主力に、体のキレが戻り、ここ数試合の重たい感じは抜けていた。ただ、残念ながら、今シーズンを通してコンセプトを感じられなかった攻撃に、期待感は薄く、負けないけれど、勝ち切れない。そんなゲームであった。
New Castleからの終盤戦5試合。連続のドローで今シーズンのPremier Leagueは終った。Premier Leagueのホーム連続不敗記録は63に伸び、Liverpoolに並んだ。おそらくは、来シーズンのホーム初戦で、Bluesがこの記録を塗り変えることになろう。しかし、ホームでは勝利が至上命題である。結局、クリスマス時期の、格下相手のドローゲームの連続と、土壇場で勝ち切れないゲームが続いたことが、Premier League V3を逃す原因となった。
それでも、このBluesの勇姿は、この9ヵ月、私を存分に楽しませてくれた。
Evertonディフェンスの決定的なハンドリングの瞬間。
認められず主審に詰め寄るJT。
ホイッスルが鳴り響き、Bluesが引き揚げても、しばらく席に座ったまま、Stamford Bridgeの余韻に浸っていた。同じく、多くのサポが、今日は、笛の音を聞いてもStamford Bridgeを後にしなかった。
"Blue is the Colour"が流れ、皆がBluesを待っていた。
JTがフランクが、我が子を抱いてサポの前に現れる。
ジョゼが続く。
怪我のシェバ、バラック、カルバーリョが、Bluesが姿を見せる。
そして、一年間応援し続けてきた、Bluesサポに感謝の気持を表してくれる。
ジョゼの表情に、心打つものがある。その言動からマスコミの批判を一身に受ける彼であるが、彼ほどプロフェッショナルな監督はいないと感じる。誰よりも、自分の選手を、サポーターを愛している。だからこそ、Premier League3連覇を逃したことに、責任を感じているのだろう。来年、この男の弾ける笑顔をここで見たい。
*Football League イングランドのプロフットボールリーグのうち、Premier League以外のリーグ戦を指す。1992年に、Football LeagueのDivision1に所属していた20クラブが離脱。FAが統括するイングランドのトップリーグとして、現在のPremier Leagueを構成。Football LeagueはPremier Leagueの下部のカテゴリーとして、Division1から3に再編された。その後、名称変更により、Football LeagueのDivision1から3は、それぞれ、Football League Championship、同League1、同League2と呼ばれるようになって現在に至る。
既に、Premier Leagueの優勝はMan Uに譲ったが、昨年の8月から通い詰めたFulham Broadwayに位置するホーム。ここを訪れることも、しばらくない、と思うと感慨深い。
生憎の天気に、最終戦の寂しさ。そんな沈んだ雰囲気を癒してくれる、同じニット帽をかぶった愛らしい子供達。
最終戦ということもあるのか、また63というPremier Leagueのホーム無敗記録に並ぶべく、ということか、フランク、ドログバなど主力の元気な顔を見ることができ、安堵する。
いつになく、しっとりとしたホーム最終戦の雰囲気のStamford Bridgeに、Evertonを迎える。
Evertonというクラブ。創設は1878年に遡り、1888年に始まった世界最古のサッカーリーグである、"Football League(*)"に、最初に参加した12クラブの1つに数えられる。かつては、ピッチ内外でお騒がせネタの多かったPaul John Gascoigne、イギリスのサッカー番組Match of the Dayで御馴染みのGary Winston Lineker(ジーコが、マラドーナが、プラティニが彩ったメキシコW杯得点王。)、故郷を裏切ってMan Uに移籍したWayne Rooneyらのビッグネームがここでプレーした。1992年にキリンカップで日本にも来日し、日本代表やアルゼンチン代表と対戦している。
今日のゲームは、Man U戦で休養した主力に、体のキレが戻り、ここ数試合の重たい感じは抜けていた。ただ、残念ながら、今シーズンを通してコンセプトを感じられなかった攻撃に、期待感は薄く、負けないけれど、勝ち切れない。そんなゲームであった。
New Castleからの終盤戦5試合。連続のドローで今シーズンのPremier Leagueは終った。Premier Leagueのホーム連続不敗記録は63に伸び、Liverpoolに並んだ。おそらくは、来シーズンのホーム初戦で、Bluesがこの記録を塗り変えることになろう。しかし、ホームでは勝利が至上命題である。結局、クリスマス時期の、格下相手のドローゲームの連続と、土壇場で勝ち切れないゲームが続いたことが、Premier League V3を逃す原因となった。
それでも、このBluesの勇姿は、この9ヵ月、私を存分に楽しませてくれた。
Evertonディフェンスの決定的なハンドリングの瞬間。
認められず主審に詰め寄るJT。
ホイッスルが鳴り響き、Bluesが引き揚げても、しばらく席に座ったまま、Stamford Bridgeの余韻に浸っていた。同じく、多くのサポが、今日は、笛の音を聞いてもStamford Bridgeを後にしなかった。
"Blue is the Colour"が流れ、皆がBluesを待っていた。
JTがフランクが、我が子を抱いてサポの前に現れる。
ジョゼが続く。
怪我のシェバ、バラック、カルバーリョが、Bluesが姿を見せる。
そして、一年間応援し続けてきた、Bluesサポに感謝の気持を表してくれる。
ジョゼの表情に、心打つものがある。その言動からマスコミの批判を一身に受ける彼であるが、彼ほどプロフェッショナルな監督はいないと感じる。誰よりも、自分の選手を、サポーターを愛している。だからこそ、Premier League3連覇を逃したことに、責任を感じているのだろう。来年、この男の弾ける笑顔をここで見たい。
*Football League イングランドのプロフットボールリーグのうち、Premier League以外のリーグ戦を指す。1992年に、Football LeagueのDivision1に所属していた20クラブが離脱。FAが統括するイングランドのトップリーグとして、現在のPremier Leagueを構成。Football LeagueはPremier Leagueの下部のカテゴリーとして、Division1から3に再編された。その後、名称変更により、Football LeagueのDivision1から3は、それぞれ、Football League Championship、同League1、同League2と呼ばれるようになって現在に至る。
by gentlemandinner | 2007-05-13 17:47 | football