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最後の食事に。

Fish & Chips。
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イギリスを代表する食事である。外国人から見た日本の食が"Sushi"、"Tempura"であるように、日本人から見たイギリスの食といえば、「魚フライとポテト」である。イギリスの食の代名詞とも言える。これが、この国の食文化、というよりも、食に対する意識レベルを表しているのかもしれない。

こちらの職人の名誉のために念のため述べておくが、我がブログのタイトルにある、「美食」と「London」はあまりにも不釣合いと思われているものの、探せば、寿司を出せば客が入ると勘違いしているような、「なんちゃって和食」は兎も角も、アジア系は総じて水準を保っており、イタリアンなら、タパスなら、という店はやはりある。徐々にではあるが、発掘できてきている。それもこれも、さすがは食通の日本人コミュの皆さんのおかげである。

さて、我が遊びの師、ももんが氏が帰国される際に最後に食されていったのもFish & Chipsだったと伺っている。今日、大学の友人ご夫妻と帰国間際のランチを共にした。やはりSea ShellというFish & Chipsの評価が高いレストランだった。まずは、店内に入って違いを感じるのが、油の香り。香ばしくも、嫌味がない、どこか爽やかさを感じる。

出てきたFish & Chipsは見た目は変わらずとも、衣の薄さ、さくさく感、魚の新鮮さをフライにしても残すこの味は、今まで食したそれとはどこか一線を画していた。

それにしても、彼等にはお世話になった。渡英初日にホテルのバーに駆けつけてくれ、その後、何度となく我が家のように入り浸ることを許され。。。時に相談を聞いてもらったり。

今まであった、日常のランチの如く、楽しいときを過ごし、空港に向かうキャブを見送って実感が沸かなかった。

  by gentlemandinner | 2007-07-13 23:54 | london life

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