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Chelsea 1-1 Everton       -18-

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最近のBluesは、一時の混迷を抜けて、比較的良いサッカーをしていると感じる。モウリーニョ時代、守備重視の手堅い試合の進め方を、オーナーは良しとしなかった。そのことを、新しいマネージャーであるグラントはだいぶ意識しているように感じる。彼が、度々口にする通り、以前に比べればサッカー自体は面白くなってきたように思う。

相手はEverton。世界最古のfootballのリーグ、"Football League"に最初から参加していたイングランドで最も古いクラブの一つである。かつては、現在Liverpoolが使用するAnfieldを本拠地としていたが、経営陣の内紛に伴い、Anfieldから500メートルと離れていないGoodison Parkに移転。そして、その後Anfieldを本拠地とすべく新たに設立されたのがLiverpool FCということになる。そんな因縁か、港街の両クラブの対戦はこの国でもっとも熱いダービーの一つに数えられている。

Evertonは、古くからUmbro社のユニを使用し続けている(多分)。Umbro社といえば、イングランドの代表チームにもユニを提供するスポーツメーカーで、ここのユニは昔からセンスが良く好きだった。だいぶ前に、何かの小さな大会でEvertonは来日したことがあり、ブルーのすっきりとしたユニの印象が残っている。そのUmbro社は最近Nikeに買収され、Umbroのブランドは残されるとは言われているが、残念ながらテイストは遅かれ早かれNike色に変わっていくのだろう。

さて、試合の方は、期待に反して、Bluesサポにとっては残念な結果に終わった。最後の最後で昨年のワールドカップで日本代表を一蹴したCahillのオーバーヘッドが決まり、まさかの引分け。Shaunの極端に精度の低いクロスやBellettiの根本的なディフェンス力の不足、など、個々の問題はあったが、今日は、あれだけ攻めに攻めた前半に1点も奪えなかったのが、負けに等しい引分けの最大の要因だったと思う。それにしても、こういった試合をすっきりと勝ち切れないのが、連覇した2シーズンとの違いなのかなとも思う。現在のプレミアでは、上位と下位の力の差が大きく、優勝するには取りこぼしが命取りとなる。去年、Man Uとの差は、クリスマス時期に引分けを連ねたことにより生じ、その後シーズン終了まで、この差を埋められなかった。

今季は、アフリカ選手権時に、主力数人が抜けるため、苦しい時期がやって来ると予想されるが、何とか食い付いていって欲しいと願う。
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Chelsea: Cudicini, Belletti, Alex, Carvalho (Ben-Haim 29), Bridge, Essien, Wright-Phillips (Kalou 64), Obi, Lampard, Joe Cole, Drogba.
Subs Not Used: Hilario, Shevchenko, Pizarro.
Booked: Belletti, Essien.
Goals: Drogba 70.

Everton: Howard, Hibbert, Yobo, Lescott, Nuno Valente, Pienaar, Carsley (Gravesen 76), Neville (McFadden 46), Osman, Cahill, Yakubu (Anichebe 46).
Subs Not Used: Wessels, Jagielka.
Booked: Neville, Pienaar.
Goals: Cahill 90.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,683
Ref: Alan Wiley (Staffordshire).

  by gentlemandinner | 2007-11-11 23:33 | football

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