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決戦前夜の赤の広場。 in Moscow

明日の夜、世界中の視線がこの街に注がれる。そのMoscowにKLMでAmsterdamを経由してやって来た。止むを得まい、Londonからの直行便は早々となくなっていたのだから。

本来、ヨーロッパの人々ですらビザが必要で一時期に大量の外国人観光客が訪れることもあまりないのであろう、空港のパスポート・コントロールはごった返していて、社会主義の"賜物"か、対応はあまりにものろい。

一時間近くかかって、パスポートに加え、フットボールのチケットを見せ、無事にRussiaという国に入国。プーチン大統領とUEFAの合意により、このチケットが72時間滞在のためのビザとして通用するということになったのだが、何ともスペシャルなイベントというべきか、あるいは"スペシャル"な国というべきか。

空港から街へのアクセスは、これまで訪れた街の中で最悪の部類に属する。正直言ってあまり乗りたくはなかったが、公共の交通機関は諦めて、白タクとの交渉となる。インフレ率のせいなのか、ドル払いが好まれ、初値120ドルを半分まで値切ってホテルに向かう。

事前に何とか見つけておいたホテルは街の中心部から若干離れていたため、周りには食事をするところなど何もない。ホテルで尋ねてもRussia語しか返ってこない有様に、とりあえず地下鉄で中心部に出ることにした。

そしてやって来た、赤の広場。
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勝手にもっと物々しい雰囲気を想像していたのだが、明日に控えたイベントのファン・フェスタの会場が設置されていたり、普通のヨーロッパの観光地と何ら変わらぬ安全そうな雰囲気。但し、街中のいたるところに警官なのか軍隊なのか、監視の目が行き届いている。

ディナーは、ガイドブックに紹介されている中で良さそうなところに行こうという話しになり、Russian料理のレストランに入る。名の通った高級ホテルを除き、外国語が使える場所は皆無に等しく、持参したガイドブックのみが全ての情報源となる。サーモン・キャビア(要するに、イクラ。)、ボルシチ、ビーフ・ストロガノフといった名物料理は、意外とあっさりしていて美味だった。
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お腹が満たされた後は赤の広場を散策。決戦の前夜の赤の広場は、意外にも静かな時間が流れていた。
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  by gentlemandinner | 2008-05-20 23:40 | travel

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