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斜塔。 in Pisa, Lucca

海外に限らず、誰にももう一度訪れてみたいと想う街が1つや2つあるだろう。7年ほど前に訪れたFirenzeは私にとってのそれであり、我ながら渡英後1年半のうちに色々な街を訪ねたと思うが、Firenzeに対する想いはあまり変わらなかった。

そんな想いからLL.M.の友人に連絡を取ったところ、Firenze周辺のトスカーナ地方の街や、その隣ウンブリア地方について語る熱のこもったメールが返ってきた。元々今度行くならSienaやSan Gimignano、Assisiなどにも立ち寄りたいと思っていたこともあり、今年のクリスマス休暇はこの地方で過ごすことに決めた。

そして休暇に突入して早々、早朝の便に乗り込む。London-Stansteadの空港は、多くの人が今日からクリスマス休暇に入るということもあり、想像以上の混雑ぶりだった。いつもながら搭乗と同時に眠りにつき、着陸の音と震動で目を覚ます。そんな形で一時的に睡魔を振り払い、Pisaの街に入った。

Pisaといえば、ガリレオを生んだ町、斜塔のある街として知られていることは言うまでもないが、この斜塔のある空間は、白と緑の落ち着いたコントラストで彩られ、期待していた以上の美しさと厳かさを感じさせてくれた。
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15ユーロという入場料はいただけないが、この塔は、傾斜に向って登っている際には、実際には見た目ほどの段差がないために歩を進めやすく、傾斜している側を登っているときは、遠心力を感じるが如く、自然と外側に体が流される感覚があった。万有引力体感といったところか。

塔の上からはPisaの街並みや、トスカーナの静かな田園風景が見渡せる。
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が、傾いた塔の上にいると想像すると足が震えるので、早々に退散を余儀なくされる。斜塔のある広場で、ドゥオモなどに立ち寄り、小さな街を散策しつつ、駅に向った。
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Pisaから30分ほど電車に乗ったところに、Luccaという、また小さな街がある。城壁に囲まれた静かな街であり、イタリア人の友達から薦められていた街の1つでもある。
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街の周囲を囲む城壁を抜けてすぐに目に飛び込んでくるのが、この街のドゥオモ。裏側が、アーチを施した柱廊になっているのが特徴的だという。
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白く美しいファサードと男性的な鐘楼のバランスが絵になる。
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そして、この街には、ドゥオモと同じような美しいファサードを有する教会があった。
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サンミケーレ・イン・フォロという名の教会は、下部に大きなアーチを持ち、その上に4層の小さなアーチが重ねられ、繊細な彫刻が施されていて素敵というほかない。
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小さな街ながら、教会を除いても見所は多い。イタリアを代表する作曲家Pucciniの生家もこの街にある。
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そして、かつてRomeの闘技場があった広場には黄色で統一された建物が並んでいる。
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いささか駆け足ながら、十分過ぎる満足感に浸りながらFirenzeに向った。
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  by gentlemandinner | 2007-12-22 18:14 | travel

Chelsea 2-0 Liverpool      -24-

このクリスマス時期は試合が多い。この辺りから、カップ戦を含めヨーロッパのfootballは盛り上がりをみせてくる。今日は、Carling CupのQ-Final、相手はLiverpoolという興味をそそられる一戦である。

試合開始前から、客の入り、警備の厳重さはいつもと様相を異にし、Stamford Bridge周辺は熱い雰囲気に包まれ、自然と高鳴ってくるものがある。

が、楽しみにしていた、GerrardやTorresの姿はない。Carling Cupという最も軽視されがちな大会ではあるが、Rafaのローテーション・ポリシーは些か極端に過ぎるようにも感じる。Liverpoolから駆けつけたサポには気の毒である。

そんなことはさておき、Bluesの方は、このsquadのLiverpo相手であれば、もっと圧倒して頂きたいばかりではあったが、後半には地力の差を見せつけ、"Super" FrankのCFCでの99得点目のゴールで先制。
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Shevaのダメ押し。
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そして、4月以来の復帰となるBallack。ちなみに、戦列を離れていた期間の給与はなんと4.3Mポンドだという。
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JTの戦列離脱に代わって復帰したCarvalho。明るい話題が多い。
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最近サインをくれたJ. ColeとBridgeも元気な姿をみせていた。
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最近の夜の観戦は、耐え難い寒さとの闘いであるが、勝てばそれも吹き飛んでくれる。
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Chelsea: Cech, Bridge, Carvalho, Belletti, Ben-Haim, Essien, Mikel (Ballack 68), Lampard, Kalou, Shevchenko (Sidwell 90), Sinclair (Joe Cole 57).
Subs Not Used: Cudicini, Ferreira.
Goals: Lampard 59, Shevchenko 90.

Liverpool: Itandje, Arbeloa, Carragher, Hobbs, Aurelio, Sissoko, Lucas, Alonso (El Zhar 60), Voronin, Crouch, Babel (Benayoun 73).
Subs Not Used: Martin, Hyypia, Riise.
Sent Off: Crouch (60).
Booked: Alonso, Lucas, Sissoko.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,366
Ref: Martin Atkinson (W Yorkshire).
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  by gentlemandinner | 2007-12-19 22:18 | football

やり残し。 in Amsterdam

今朝は、早くから行動すると意気込んでいたのだが、なかなか日が昇ってこない。Londonとの経度差はそれほどないにもかかわらず時差はしっかり1時間あるので、より日の出も日の入りも若干遅いのだろう。

チケの現地調達の前に慌しく街中の散策を始める。奥に見えるのは、東京駅のモデルになったともいわれるAmsterdamの中央駅。海に無数の杭を打ち込んで、海の上に建てられているそうだ。
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中央駅から大通りをまっすぐ歩いてくると、ダム広場がある。そこで王宮やら、Londonにもあるタッソー館などをさらっと眺め…。
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ガイドブックに載る見所をピンポイントに押さえるという極めて日本人的な街の歩き方であるが、何しろ週末旅行を土曜の夕方に出発するということにしたので時間がない。

そして、Amsterdamといえば運河である。水のある街並みは、個人的にはとても好きな風景で、運河に沿って歩くのは、この時期とても寒いが気持ちが良い。
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跳ね橋にも両側が上がるもの、片側だけで引き上げるもの、と色々あるようだ。
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このマヘレ橋はひとつの観光スポットのようである。
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1671年に作られたこの橋は現在も残っている数少ない木造の跳ね橋の1つであり、今でも背の高い船の通行時には跳ね上がるそうだ。

水門も至る所に見受けられる。
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美術館めぐりは試合後にするとして、ここで一旦、街の散策を切り上げ、Amsterdam Arenaに向かう。今回の訪問の一番の目的はAjax-PSVというオランダダービー観戦が目的であった。Ajaxといえば、古くはJohan Cruijffに導かれ、1970/1971シーズンから3季連続してChampions Cup(CLの前身)を制し、その後1994/1995シーズンには、Van der Sar、Reiziger、Rijkaard、Davids、Seedorf、Kluivert、Overmarsといった当時のオランダを代表するメンバーを揃えて再びBig Earを掲げた名門中の名門。国内のタイトルを数え出したらきりがない。輝かしい歴史は、その優れた下部組織、トレーニングに支えられていることは有名であるが、残念ながらそこで才能を開花させた選手たちは国外に流出するのが常である。先に名前を挙げたVan der SarはMan U、RijkaartはMilan、DavidsはJuve、SeedorfはReal Madridへとそれぞれ流れ、他にもこのクラブから国外のトップクラブに流出した例は、Bergkamp、Ibrahimovićなどのビッグネームが並ぶ。

一方のPSVもオランダの3強の一角として位置付けられ、Champions Leagueこそ、Hiddinkが率い、Ronald Koemanがキャプテンを務めた1987/1988シーズンのみであるが、とりわけ、1999年以降8シーズンで6回のリーグ制覇してきたオランダを代表するクラブである。しかし、Ajax同様、このクラブもKoeman、Ruud Gullit、Ruud van Nistelrooyといった才能を国外に流出させてきた。

Amsterdamの中心部からメトロで15分から20分くらいのAmsterdam Bijlmer ArenAの駅に、そのArenaは存在する。
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駅を降りると、すぐ目の前に巨大な宇宙船のようなスタジアムが見られる。
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しかし、どうも様子がおかしい。いや、というより、実はメトロに乗ったときから違和感はあった。本来、白と赤のグッズを身につけたそれと分かる人々がいるはずなのに、メトロにはそんな人は見かけられずがらがら。駅を降りても閑散としている。

それでも、呑気な私は、ひとまずこの有名なスタジアムの周りを歩いてみることにした。Arenaのすぐ脇には名門Ajaxの練習場が広がっており、オープンな練習風景が容易に想像できる。プレミアの練習場もこんな風であって欲しいと感じる(プレミアは非公開が原則。)。
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そして、スタジアムを一周してもやはり人は増えてこない。この段階になって時間を間違えたのかと真剣に思い始めるようになり、係員らしき人を見つけて尋ねてみる。

そして唖然…。警察のストのため、危険だからということで、試合はキャンセルされたとのこと…。確かに、エールディビジの熱狂度(=危険度)はヨーロッパでも随一とさえ言われており、まして今日のカードは「危険試合」と位置付けられ、Amsterdamでは夜間での試合開催が禁じられている緊張感のあるゲームではある…。こんなことなら、Londonダービーのチケを現地調達で仕入れてでも見れば良かった…と、恨みつらつらで、街中に引き返すことにした。

それにつけても思うことに、イギリスでもそうだが、こちらの国では「やる」と言ったら、本当にストに突入する。ロイヤルメールしかり(今回は配送業者にも恨みつらつら…。)、そんなに立派に働いているのか、と首を傾げたいところでもあるが、この労働者側の強さが、この素晴らしく緩い労働環境を作り上げてきたのかもしれない、などとぼんやり考えながら、街の中心部に再び戻ってきた。

戻ってきてそろそろ水のある風景にも飽きてきたところであるが、こちらは、水の上に浮かぶコテージ。夏の時期に別荘代わりに使うのであろうか。
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さて、今回Amsterdamでしようと思っていた3つのうち、2つが達成できなくなってしまったが、残りの1つはオランダ美術の鑑賞である。

国立ミュージアムには、レンブラントの作品が、所狭しと並ぶ(本館が大改装中のためだろうか、とても狭い。)。概して風景画、静物画の方が好きなのだが、レンブラントの作品は、斜めから差す光を繊細に、かつコントラストを強めに表現していて、美しく好きである。
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ちなみに、こちらがAmsterdam市内のレンブラントの家である。
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そして、続いて訪れたゴッホ美術館では、その名の美術館である通り、ゴッホの作品が、初期オランダで彼が絵画を始めた頃、パリで学んでいた時代、アルルで「ひまわり」などを描いた頃、サンレミでの療養中の時期という彼の生きた各時代の順に、ずらずらと並んでいた。実は、ゴッホの細かく点を打ったような作品は、私自身はあまり好きな方ではない。だが、これほどまとめて彼の作品を眺めたこともなかったし、初期の陰鬱とした作品は初めてみるものであったし、また、昨年訪れたプロバンスを思い出したりもし、長い時間をこの美術館で過ごした。この2つの美術館巡りは良い時間だったと思う。

美術館を後にして、近くのコンセルトヘボウを外から眺める。ここで、聴きたかったなぁと…。
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そして、再び運河運河運河…。
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駆け足ながら、Amsterdamの街中を歩き回った。疲れ果てて、最後はパブでビールを飲みながら、Arsenal-Chelsea戦を…。やはりこっちを見るべきだったかとまた想う…。Amsterdam Arenaでオランダダービーを見たかった、コンセルトヘボウでコンサートを聴きたかった、水上バスで運河めぐりをしたかった、色々とやり残したことがあって、どこか物足りなさも感じつつ、空港に向かった。
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  by gentlemandinner | 2007-12-16 23:18 | travel

荒んだ夜の空気。 in Amsterdam

予てから注文していたチケが届かず、ギリギリまで待つことにして直前にフライトを変更。この時点で当初予定していたヨーロッパ有数の音楽ホールとも言われるコンセルトヘボウでの音楽鑑賞は諦めることになった(色々とご教示頂いた皆さん、ごめんなさい。)。

が、結局チケが届くこともなく、現地調達に期待してLondon-Lutonの空港に向かったのが午後4時頃のこと。辺りは既に暗くなっている。Amsterdamへの飛行時間は50分と短く、うつらうつらしかけたところを、着陸時の激しい揺れで叩き起こされた。Schiphol空港には以前北欧を回ったときにトランジットのため降り立ったことがあるが、この国を訪れるのは初めてである。それにしても、最近は小さい街ばかり訪れていたので、この巨大な空港は新鮮な感じさえする。

空港からAmsterdamの中央駅には鉄道で20分ほど。ほどなく街中に到着。中央駅からまっすぐに延びるダムラック通りはネオンで溢れていてある意味想像していた街の形に近い。
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暗くなってからの到着は街中の様子が分かり難く、自然と行動範囲が限られるのだが、クリスマス時のイルミネーションなども少し眺めたいと思い、食事がてらホテルを出た。
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ご存知の通り、他の先進国では通常禁止されているアレやコレがこの国では許されており、街中には、Coffee Shop(Cafeではない。)が至るところに見受けられ、鼻につく匂いが漂っていたり、視線の定まらない人々が徘徊していたりもして、やや荒んだ空気も感じる。この日は狭い範囲を散策して、終えた。
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  by gentlemandinner | 2007-12-15 23:14 | travel

Chelsea 0-0 Valencia      -23-

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昨シーズンのベスト8での激突、Mestallaの急勾配のスタンドで熱い声援を送ったのが記憶に新しい。今季のCLでは、予選リーグでそのときの相手Valenciaと同じグループに入った。そして、今日が最終戦。

Bluesは監督交代のきっかけとなった初戦の引分け以降、順当に勝ち星を重ね、前節で既に首位通過を決めている。というわけで、Bluesにとっては、週末のプレミアでのArsenal戦を控え、テストマッチ的な意味合いしか持ち得ない、モチベーションの低い試合となった。本来なら、もっと大幅な主力温存もあり得たところであるが、Drogba不在の攻撃面の試み等々の意図があったか、ホームでの連続不敗記録の継続のためか、然程極端な選手起用ではなかったと思う。

一方のValenciaは、昨シーズンと変わらず、Silva, Villa, Morientes, Vicenteといった才能を抱えながら、このグループのpod 4だったRosenborgに2連敗し、この試合を前にグループリーグ通過が消え、他力本願的にUEFAカップへの出場を期待するという状況にいる。CLのみならず、国内リーグでも不調が続いていると聞く。

昨季の対戦とは意味合いが全く異なるゲームとなった。序盤から、Bluesが中盤を完全に支配し、何度となく決定機を作る。後半には早々にLampardら主力を休ませ、勢いは落ちたものの、最後までValenciaに何もさせなかったBlues。しかし、終ってみれば0-0のスコア。相手の出来に助けられた感も拭えないが、"練習試合"としてみれば、内容としては良かったとみるべきか。あるいは、何度となくゴールポストを叩くシーンは不運であったとはいえ、決定力不足とみるべきか。

週末、Emiratesに通えないのが非常に残念である。
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Chelsea: Cech, Ferreira (Belletti 71), Ben-Haim, Terry, Bridge, Wright-Phillips, Essien, Lampard (Joe Cole 62), Kalou, Pizarro, Shevchenko (Makelele 46).
Subs Not Used: Cudicini, Sidwell, Obi, Alex.

Valencia: Canizares, Miguel (Fernandes 64), Albiol, Helguera, Moretti, Sunny, Marchena, Silva, Villa (Arizmendi 50), Morientes, Vicente (Mata 74).Subs Not Used: Mora, Zigic, Lomban, Montoro.
Booked: Canizares.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,139
Ref: Grzegorz Gilewski (Poland).
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  by gentlemandinner | 2007-12-11 23:15 | football

卒業式。

Londonらしくない晴れ渡った空の下、大学の卒業式が執り行われた。
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6月に授業、9月の初めにテストがそれぞれ終了して久しい。とりわけインターナショナル色の強いLL.M.のコースでは、多くの学生は帰国して復職し、あるいは、新たな就職先での勤務を開始している。そのため、残念ながら、卒業のセレモニーに出席する全体の人数も、見知った顔も少ない。

私自身はたまたま出席できる環境にいたこともあり、折角なので、ガウンを着、帽子を被る欧米スタイルの卒業のセレモニーに参加した。卒業生、その家族友人等々が着席すると、祝福のコーラスが聴こえてくる。そして、セレモニーに臨席される教授陣が、色とりどりのガウンを纏って入場される。
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セレモニーが始まり、数人の教授陣がスピーチをなさる。どういうわけだか、入学式ではないのに、カレッジの歴史云々といったどちらかと言えばカレッジの紹介が長々と続く。そして、このセレモニーのメインというのだろうか、卒業生が一人ひとり名前を読み上げられ、壇上に上がり、(恐らく)カレッジの長と(多分)デパートメントの長と握手を交わしていく。
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たったの1年、それも週に5コマの授業を受けただけ、しかも、うち2コマは他のカレッジで受講していたため、このカレッジに対する愛着とかはいまひとつ湧いてこないのだが、壇上に上がると、何となく会場や先生方の暖かい笑顔や拍手に包まれて、ほんのり嬉しいものだ。

そして、セレモニーの終了に先立ち、カレッジの長が、教授陣と卒業生の家族に起立を促し、「このファビュラスな卒業生にもう一度拍手を送りましょう。」と。

「欧米の卒業式ってどんなものだろう?」と些か傍観者的な気分で参加したセレモニーであったが、「卒業できて良かった(笑)。」としみじみ思えた。ハレの日というものはやはり気持ちが良い。
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  by gentlemandinner | 2007-12-11 17:56 | LL.M.

スケートとシャンパンと。

第1回開催のコアなメンバーの半数近くが帰国され、夏のGreen Parkでの開催以降ご無沙汰になってしまっていたマグナムボトルの会。この楽しい場を継続したい!ということもあり、理由を付けて飲める機会を絶やしたくないということもあり…。

何かやりたいと思っているところに、最近気になっていたのが、冬になるとLondonの街のど真ん中に突如として現れる数々のアイスリンク。職場近くにも、こうしたリンクができており…。
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その傍らで「シャンパンを飲めたらお洒落かも知れない!?」という、個人的な好奇心のままに画策した企画ではあり…。そうは言いつつ、些か小心な私は、呼びかけたはいいが、誰も乗ってくれなかったら寂しい~・・・というイベントだった。考えてみれば、スケートと言えば、中学の頃のあわーい思い出として残るくらいの過去の話。そして、日本で30前後の男女の団体が「スケートしましょう!」と言って集まるというのはややあり得ないようにも思う。我ながらやや唐突とも思われる呼びかけに軽い感覚で応じて頂ける皆さんは、やはり素晴らしいと、感謝である。

残念ながら、有名なSomerset Houseは人気が高く、予約を取れず、Tower of Londonのお堀に設置されたリンクでスケートを楽しむことにした。これが意外にも、童心に戻れて素直にとても楽しかった。
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時間制の枠に達する前に皆あえなく疲れ、傍らでのシャンパンも断念することになったが、ドリンクは御宅を提供してくださった友人宅に場所を移して21時過ぎという遅いスタート。

家主様の素晴らしいホスピタリティに感謝しつつ、酒好きの面々が集まった会では、恒例のマグナムボトルを空け、ワインを空け、あっという間に深夜に及びぐだぐだ…。さて、明日は卒業式…。
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  by gentlemandinner | 2007-12-10 22:02 | City Life

Chelsea 2-0 Sunderland      -22-

今シーズン、終盤までBluesがプレミアのタイトルに食いついていくためには、大きな課題がある。ヨーロッパのシーズン真っ只中に開催されるアフリカ選手権時の主力不在である。

90年のイタリア・ワールッドカップにおいて前回優勝のアルゼンチンを開幕で破って旋風を巻き起こしたカメルーンの登場以降、数多くのアフリカンプレーヤーがヨーロッパで活躍してきたことは周知の事実であり、とりわけ並外れた身体能力は、攻撃面の鍵となっているケースが多い。プレミアのBig 4でいえば、BluesとArsenalがアフリカンプレーヤーに対する依存度が高く、Man UとLiverpoolが低い。ことBluesにおいては、絶対的なDrogba、Kalou、Essien、ObiといったキープレーヤーがIvory Coast、Ghana、Nigeriaの代表に召集されると予想される。

ボランチにはClaude、バランサーにはMichael(お願いだから頑張って…。)といったビッグネームに期待することができるが、代わりがいないのがDrogbaである。その人間離れしたボレーやヘディングの瞬発力によって、CFCは苦しい試合の多くで勝ちを拾ってきた。それだけでなく、その圧倒的な存在感のために、CFCの攻撃スタイルは意識的か否かはともかく、Drogba中心になっている。イングランドでいえば、RooneyやOwenに代表されるような流れながらボールを受け、外や中に動きながらゴールを狙うタイプの優れたFWは、ヨーロッパにも多くいるが、どっしりとチームの攻撃の先端を張る、彼のようなタイプのCFは最近では稀有な存在であるように感じる。Drogbaを外した試合で、中盤を完全に支配しながら点の取れない、FWとのかみ合いのなさをしばしば感じている。

そんなCFCは、冬の移籍市場オープンを前に、現有戦力の中に代わりを見出すか、移籍市場でまた資金を投じて引き抜いてくるか、いずれかの活路を見出さなくてはならないだろう。しかし、冬の市場でのトランスファーは選手とクラブ双方にとって正直難しいものがある。どんな選手でも新たなクラブ、監督の戦術、選手相互の癖になじみ、力を発揮するまでに期間を要するのが通常である。そしてヨーロッパを見渡して、彼の代わりを務められるとすれば、InterのIbrahimovicくらいしかいないだろう(とっても希望!)が、今季は本気でBig Yearを狙うInterが手放すはずもない…。

しかしながら、まだ先のこと、とやや楽観的にみていたが、その試練のときがDrogbaの半月版損傷→手術という形で早くもやってきてしまった。GrantとしてはShevaの再生に活路を見出したいところなのかもしれない。去年、クラブ一の高給で加入した彼も、イングランドのスピードと、当たりの強さ、そして、Drogbaの影に苦しみ、いまだMilanで栄光を極めた力を発揮できずにいる。

貴重な先取点を取り、久々に、比較的働いているShevaの姿を見れたのは、小さな希望を抱かせてくれ、その再生に期待したいところではある。が、欧州随一のスピード、フィジカルの強さを誇り、ちょっとのことでは笛が吹かれないプレミアの中で、残念ながら今の状態では厳しいように感じる。こんなにスピードのない選手だったかなぁと…。
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Chelsea: Cudicini, Belletti, Alex, Terry, Ashley Cole, Wright-Phillips, Obi, Lampard, Joe Cole (Sidwell 85), Kalou (Pizarro 66), Shevchenko.
Subs Not Used: Hilario, Bridge, Ben-Haim.
Goals: Shevchenko 23, Lampard 75 pen.

Sunderland: Ward, Halford, McShane, Higginbotham, Collins, Miller, Leadbitter (Stokes 70), Etuhu, Whitehead, Wallace, Jones (Murphy 67).
Subs Not Used: Gordon, Yorke, Cole.
Sent Off: Miller (88).
Booked: Wallace.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,707
Ref: Peter Walton (Northamptonshire).
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  by gentlemandinner | 2007-12-08 23:16 | football

それでも僕はやってない。

周防監督・脚本の作品である。午前中の風雨が嘘のように止んだので、買い求めたいガイドブックがあってLondon Mitsukoshiの地下に出向いた際、ふと目に留まったDVDがそれであった。以前に、「帰国したら、まあ見てみなさい。」とご示唆頂いた作品だった。ちなみに、書籍、DVDとも、日本のものはLondonでは総じて2倍という高額商品となっており、しばらく手にとって悩んだ末に購入…。

映画作品としての甲乙を論じるつもりもないし、やはり、劇画的要素も見受けられないではなかったが、幾多の裁判ものを描いたドラマや映画の中では、なかなかよく基礎リサーチをされた作品であるように感じた。

法廷の奥に座る司法修習生、表面的に冷静で官僚的側面を否定しきれない裁判官が存在する一方で、事件の実を真摯に見ようとする裁判官がいるという描写、ビジネス弁護士(の描かれたシーンは、懐かしいビルだなーと思っていたら、出向元の受付だった…。これもある種現実に近い部分あり、不満を述べたくなる部分あり…とやや複雑。)と、いわゆる街弁の登場、争点にかかわる細かな裁判官、検察官、弁護人のやりとり、裁判の難しさや苦労を知る弁護士の当番弁護での苦悩とその際のアドバイスのあり方、等々。これまでの作品にない、裁判とその周辺の実像が、かなりの部分よく描かれているように思われた。

裁判にかかわる業務経験は少ないので、感想を述べるにふさわしい立場とも思わないが、裁判、とりわけ事実認定の難しさが比較的繊細に表現されていたように感じる。

裁判というと、裁判所、検察庁、法律事務所等限られた場所で働く者以外の方々にとっては、遠い存在であるというのも無理のない話であり、過去の法曹の不祥事につけ、裁判官の常識からの乖離とか、一般常識の欠如といったことがクローズアップされたりもした。それが真実を突くこともあろうが、必ずしも裁判官のステレオタイプではないというのが私の認識である。エリートとか優秀といった価値基準をどう捉えるかという論点もあろうが、彼等は、一般的な意味において、法曹の中でも、概してエリート層であり、勿論優秀である。司法試験をクリアして、その中で比較的優秀な方がリクルートされ、その資質は疑いないところであるし、修習のクラスの友人や、修習時にお世話になった裁判官を見ても、一般常識や社会性をきちんと備えた方が多い。結局は、どの世界でも同じように、個々人の生き様や本質に依存するところである。

難しいのは、そうしたどこにでもある個性が、個々の事件を、限られた証拠に基づいて、「裁く」ということだろうか。証拠の吟味というものは難しい作業であるし、繊細であると思う。
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  by gentlemandinner | 2007-12-02 22:27 | City Life

Chelsea 1-0 West Ham    -21-

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先日、Derbyの街に起源を持つ、Derby Matchの話をしたが、今日は、East Londonに北部に本拠を有するHammersをStamford Bridgeに迎えるLondon Derbyだ。Londonの場合、街が大きく、今シーズン、プレミアにいるクラブだけで、5チーム、下部リーグまで含めると計14のクラブが存在し、その対戦は全てLondon Derbyということになる。ちなみに、街中で配られているフリーペーパーのthelondonpaperの後ろの方に、この14のクラブの情報が、毎日掲載されている。

街が大きく、クラブ数も多いため、街を二分しての対戦、といった超熱狂的な雰囲気にはなりにくいが、それでも熱い。そのため、Derby Matchの際には、こうして、普段よりも多い警官が動員されているのが通常だ。
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ちなみに、これらの馬はお飾りというものではなく、何か起きるとちゃんと走るらしい。一度、街中で物凄い勢いで走っているのを見かけたことがあるが、結構な迫力であった。

そして、試合の方は、Derbyらしく、8枚のイエローカードが飛び交う熱い試合となり、Hammersも必死の抵抗をみせるため、1点が遠かった。それでも、きっちり勝ち点3をものにし、安堵する、そんななかなか見応えのある試合だった。
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Chelsea: Cudicini, Belletti, Alex, Terry, Bridge, Sidwell (Wright-Phillips 66), Obi, Lampard, Kalou, Drogba, Joe Cole (Makelele 89).
Subs Not Used: Hilario, Shevchenko, Ben-Haim.
Booked: Obi, Kalou, Belletti, Lampard, Terry.
Goals: Joe Cole 76.

West Ham: Green, Neill, Gabbidon, Upson, McCartney, Solano (Ljungberg 74), Parker (Spector 79), Mullins, Etherington (Ashton 79), Boa Morte, Cole.
Subs Not Used: Wright, Collins.
Booked: Etherington, Solano, Boa Morte.

Venue: Stamford Bridge
Att: 41,830
Ref: Howard Webb (S Yorkshire).
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  by gentlemandinner | 2007-12-01 22:10 | football

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